公美子の音楽紀行

公美子の音楽紀行

コンサート活動の様子や、日常をポツポツと。

Kumiko Nagai official site


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故郷である北海道を襲った、大きな地震に心を痛めています。


昨日の明け方、何故か胸騒ぎがして目が覚めたのが3:15.

何気なく見たスマホの画面にうつった「北海道、震度6強」という文字を見た時は震えが止まりませんでした。



幸い、両親や親族は皆無事で、住宅にも被害はありませんでしたが、実家は昨夜遅くまで停電が続いており(約41時間)、私も東京で落ち着かない時間を過ごしておりました。

(復旧に携わって下さった皆様、本当にありがとうございました!)




そんな中、70代の父は札幌市内で産婦人科医として働いているのですが、昨日は、殆ど寝ていない状態で、徒歩1時間かけて医院に向かい診察を行ったそうです。


流石に3人しか患者さんはいらっしゃらなかったそうですが「患者さんが1人でも来るなら、僕は何があっても診察する」と言った父の言葉に胸が熱くなりました。




普段激務の両親ですが、昨日は珍しく平日に2人で停電の中、ワイワイと夕食をとったそう。

色々と大変なのに、電話で話すと「星が綺麗に見えるよー」という2人は、紛れもなく私の自慢の両親です。




まだまだ、被害の全容も見えずらく、停電中、断水中の方も多く、不安な気持ちの中でお過ごしの方も大勢いらっしゃいます。

心からのお見舞いを申し上げると共に、早く平穏な日々が戻ります様、お祈りしております。



頑張れ、北海道!

立ち上がる力、北海道と北海道に住む方々、そして北海道を愛する我々にはあると信じています。


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10日間の札幌滞在を終え、まだまだ蒸し暑い東京に戻ってきました。


今回の札幌では、札幌交響楽団にて客演させて頂き、恩師の今井信子先生の音楽を全身で浴びる幸せを噛み締めておりました。

オーケストラ内で今井信子先生の演奏中、エルガーの3楽章と4楽章の終わりで涙ぐみ、アンコールで涙腺崩壊していたのは、私です。


深く、哀しく、そしてどこまでも美しい音楽に魂が震えました。



音楽家としては勿論、女性として、私の憧れであり、夢でもある今井信子先生。


ヨーロッパの先生宅に居候させて頂いていた時期や共演させて頂いた、あの時の時間は私の人生の宝物の様な時間です。




札幌での仕事が想像以上にハードだったので、あまり札幌での涼しさは楽しめなかったのですが、恩師の演奏を間近で聞けた事、両親の笑顔、そして子育て中の旧友達にたくさん会えて話せたのは、とっても嬉しい事でした。


30台も半ばになり時々、自分の進むべき道が分からなくなり、途方にくれる時があります。


ここ最近、同世代の友人達と話し、みんな様々な状況でも、同じ様に毎日、迷い悩みながら、頑張っているんだなと思うと、不思議と心強い気持ちになりました。


家庭の有無や、子供の有無、海外日本問わず、みーーーんな頑張っているし、悩んだ先に必ず道が開けると信じて、又頑張ろうと思います。






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子供の頃から、好きな作家の本は全て読まなくては気が済まず。

✴︎中学時代〜遠藤周作

✴︎高校時代〜三浦綾子

✴︎大学時代〜光野桃、乃南アサ

✴︎留学時代〜米原万里 、吉本ばなな


その時に夢中になった本は、今の私の核となっていますし、きっとこれからも私の道標になると思っています。


そんな私が今、睡眠時間を削りながら、夢中になる作家は、原田マハさん。


心の中がざわつく様な、そして物語の中にいる様な感覚になるだなんて久しぶり。



「本日はお日柄もよく」を号泣しながら読んだ日から、原田マハさんに夢中です。


ここ数ヶ月で「印象派」と呼ばれる、画家をテーマにした著書も一気に読破。



何故に、アート、そしてキュレーターの存在に造詣が深いのだろうと思ったら、原田さん自身がキュレーターとしてご活躍されているのですね。


ここまで情景を浮き上がらせる文章を書く、原田マハさんはやっぱり凄い!!




30代になるまで、今より絵画への興味が希薄だったのですが、ヨーロッパに住んでいた時にもっと美術館に行けば良かったと、今になり残念に思います。



これらの本を通して共通して感じたのは、偉大な芸術家は、自分達の芸術の道を極める為に、文字通り、命懸けて己と向き合い、血を吐くような努力をして、自分を信じて独自のスタイルを確立したという事。



そして、偉大な芸術家のそばにはいつも献身的に支えた理解者がいた事。

そして、彼等も芸術家と同じ様に苦悩しながら、いつも自分が信じた芸術家が世に認められると信じ続けた姿に、胸がいっぱいに。




どちらの立場からも「自分を信じる」事の辛さや脆さを感じながらも、結局自分自身を信じる事が出来なければ何もなし得ないのだな、と改めて思いました。



そして、果たして自分はどれだけ真剣に音楽と向き合っているのか、と自問する毎日です。


あぁ、早く美術館に行きたい、ヨーロッパに行きたい。