“上には上がある”ピアノは辞めたくない‼︎と泣いた日 | ピアノの先生のブログ

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音楽高校卒 愛知芸大卒 ウィーン国立音楽大学留学
実家から約400㎞離れた街に嫁いだピアニストのblog♬

 
こんにちは

 

 
ピアノの練習についてのお話です。
 
 
 
毎日のピアノ練習を
どうやって毎日続けたらいいのか?
 
悩んでいる方は沢山いると思います。
 
 
 
 
小さなお子さんのお母様から
よくこんな相談を受けます。
 
 


ピアノの練習をなかなかしません。

何かいい声掛けはありませんか

 

 

みなさん悩まれてます。
 
 
 
レッスンは楽しく通っているのに
家では練習しない、そんな時は
 
 
おうちの練習環境や
ちょっとした声のかけ方を工夫してみてください
 
 
 
なぜ、弾きたがらないのか?
 
その原因を
 
3つ探す。
 
 
 
 
 

違いに気づくと変わる

 
ピアノの弾き方は
『違う』と言うだけでは伝わらないんです。
 
 
 
 
 
 
ただ、違うと言われても理解できないんですね。
正しい方向と間違っている方向を比べる、何が違うのかを探すことから練習はスタートします。
 
 
 
気づくまで根気よく向き合う。
 
 
 
 
 
 
どれだけいい先生に師事しても
本人が違いに気づき直そうとしない限り、ピアノは上達しません。
 
 
 
 
 
自分が小学生の頃がそうでしたからゲローゲロー
 
 
 
 
 
 
この音とこの音は違う、
この弾き方とこの弾き方は違う。
この響きとこの響きはどこが違う?
 
 
違いに気づくまで
先生は根気よく指導してくださったんです。
 
 
本当に先生は大変だったと思います、、、💦
(だったので?過去形で合ってるのか??笑)
 
 
 
違いに気づいたとき、初めて自分ができていない事を埋めるため必死に練習するようになりました。
 
 
 
 

練習スイッチ

 
 
上には上がある真顔
 
 
 
それを知った時、初めて先生の言葉に耳を傾けるように。
 
 
 
 
ピアノが弾けない自分を知り、
自分の弾き方が違ってると気づく。
弾けない自分が悔しくて
練習にスイッチが入ったんです。
 
 
 
 
できてない自分を、できる自分にしたいと思った時期から何時間も練習。
 
 
音楽の道に進む進まないとかの話ではなくて、
学んでいる知識や技術を無駄にする事なく、将来音楽が楽しめる人にになるかどうか??なんです。
 
 
進むべき険しい道を通ったからこそ、
その大変さも知ってます。
辛さも知ってます。音楽の道へ進むということは、音楽の本質を学ぶべく大変な練習を積まないといけないんです。
 
 
 
 
 
当時の先生にこんな話をした事があります。
 
「子供の頃はいい加減にレッスン受けていた自分を反省してます笑い泣き、、自分がやらなければ、何も変わらない、そう教えてくださった先生の指導に本当に感謝しています笑い泣き笑い泣き
 
 
出来の悪い子ども時代を送った私でも、雲の上の先生とこんな事を笑って話せる師弟関係になります。
ほんとにひどい子供でした。笑
 
 
 

大泣きした日

 
 
親の気持ちは『高いお月謝はらって、あんたはなんのために習ってるのムキー』と激怒したくなりますよね。わかります。
 
 
私の親もそうでした。
『やらないならやめたら?』
 
 
 
何度も何度も言われました。
 
 
 
やるやる詐欺チーン
練習しなくて叱られて 笑
それでも床にへばりついて、やめたくない〜!!!!と大暴れしたこともあります
 
 
 
 
それでも、辞めなかった。その理由は、
 
 
 
『音楽とピアノが好き』という
気持ちがあったから。
 
 
 
辞めたくないと大泣きした日。
私はなんとなくピアノを続けることを辞めました。
 
 
 
それは自分で音楽の道に進むと決めた日です。
 
 
 
 
 

先を見据えた指導

 
先生は必ず『弾ける道』につながる教え方をされていました。すぐに結果を求めずに、焦らずじっくりレッスンされていたんです。
 
 
 
なぜ、違うのか??を ゆっくり考え、きちんと頭の中で理解できているか1回1回確認し確かめる。
 
 
 
ピアノレッスンの中に、確実な基礎力をつける練習課題を与えてくれていました。
 
 
 
それはどうして?
 
 
やる気になった時、すぐにエンジンがかけられるように、しっかりとした基礎を固めておくため。
 
 
 
 
目に見える結果だけが全てじゃないんです。
 
 
大事なのは心。
 
 
心が成長する様に声をかける。
 
 
 
毎日の練習は試行錯誤の繰り返しです。
今日はうまくいっても明日はうまくいくとは限らない。
 
 
それは日々成長するから、毎日違って当たり前なんです。
 
 
同じ事の繰り返しに見える練習も
違う視点からトライすると新しい発見があります。
 
 
 
はじめは1回でも成功したらいいんです。
たった2,3分のことです。
カップラーメンが食べられる時間です。笑
できた!!
それが1日、2日、1週間、、、。
 
 
 
 
そうやって、ゆっくりゆっくり。
ピアノは弾けるようになっていくものです。
 
 
 
 
私の先生はこうおっしゃいました
『言っても言っても聞かない子だったけど、ようやく“聴ける”ようになったね〜ニヒヒ
 
 
それは自分の音をちゃんと聴く、素直に聴くってこと繋がってるのよ。
 
 
人の話を聴くということは、自分の音を聴くことに通じている。聞くではなく『聴く』ね」と。
 
 
音楽科に進むとか、進まないとか、そんな話ではなく、勉強する事には何も変わりはないってこと。何事にも、上には上があります。
 
 
 
どこまで練習するのか?
それは本人が決める事です。
 
 
 
 
 

ピアノを弾くためにしてきたこと