今回は
脱力の具体的な練習法、音高生の練習時間について
参考になればと思います
そもそも脱力した音って?
ピアノの鍵を叩く際、力を入れ過ぎていると固くてキンキンした音が出ます。
これは響きの悪い音で脱力できていない音です。
どんなに大きな音のフォルティッシモでも豊かな響きをだすために、手首やひじを使って力を上手に逃がします。
鍵盤を強く弾いているように見えても、脱力しているので、よく響く音が出るのです。
スポーツに例えるなら野球の場合、力がガチガチに入った状態で玉を投げたらどうなるでしょう?
バットを振れるでしょうか???
それと同じなんです。力が入って硬直した指では柔軟な動きができないため、良い響きが創れないのです。
無駄に力を入れすぎていると、腕や手首が疲れてやすくなり、長く演奏を続けることはできません。
さらに筋肉が硬直していると、動きがぎこちなくなめらかな音は出しにくくなります。
脱力した音とは、音が固くならず、伸びやかで空間に自由に広がる音なんです。
どんなに強い音でも鍵盤を叩かない
先生から耳がたこになるほど言われたことです。
脱力練習方法
例えばショパンの英雄ポロネーズ。
16分音符の1オクターヴパッセージが続きます。
ここは手首の痙攣のような感覚。脱力できてないと、数小節後にはガチガチになります。
手がガチガチにならないために
脱力した腕を支える指先の支えを作る。
指先は脱力した腕の重みを支える。
練習はゆっくり。
イメージする→弾く→すぐに力を抜く→次の音をイメージ、体を準備させる→音を出す→抜く。
これを無意識にできるまで毎日トレーニングします。
練習スケジュール
私が高校時代の練習スケジュールです。
◎朝5時から6時
ハノン、スケールアルペジオ全調
◎学校から帰宅後
17時から20時
バッハ、エチュード
21時〜23時
ベートーヴェン、その他曲集
◎休みの日
9時〜12時、13時〜18時、19時〜22時。
ご飯とお風呂とトイレ以外は練習です。
中間期末考査中はどうしても勉強に時間をとられますが、勉強は効率よく済ませて、ピアノ練習時間を確保する。
やってる子はもっと練習していたと思います
意識して練習する
手のポジション、押さえる指先の位置、角度、肘の移動するタイミングなど、常に意識して練習します。
テンポは常にゆっくり。早い練習はしません。
とにかくゆっくり。1音ずつ体の状態が常に楽な状態かどうかを確かめながら弾きます。
スピードを上げたい時
スピードアップする時は、身体の状態を確かめながら(チカラが抜けているかどうか)徐々にテンポアップします。
脱力した状態で弾けるテンポまで上げたら、またそこで繰り返して練習します。
地道な作業ですが、毎日の繰り返しで脱力を体に染み込ませます。
無意識の状態ですらすら弾けるまで繰り返す。
目をつぶってでも弾けるくらいです。
耳を使って練習する
ピアノがいい音も悪い音も全て教えてくれます。
自分の耳をよく使って弾きます。
大事なのは耳です。
耳を使って練習してみてください❣️
今日のブログレッスンはここまで❣️
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