良い指導者は“ここ”が違う | ピアノの先生のブログ

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音楽高校卒 愛知芸大卒 ウィーン国立音楽大学留学
実家から約400㎞離れた街に嫁いだピアニストのblog♬

 

 
  
 

 

その先にあるものを教える

 

教える、ということは、

一つ一つの言葉の重みを理解し

常にその先を見ているかどうか

 

 

 

 

これからお話することは、私が伴奏を務める

合唱団の指揮者の先生が言われたことです。

教える立場の方は、是非知ってほしいお話だなと思ったので、ご紹介します。

 

 

 

 

 

 

その先にあるもの

 

 

 

人に何かを教えるときには一言一言の意味をよく考えて言葉にしないといけない。

 

 

言葉にはひとつひとつに

その重みがある。

子供たちの将来に関わる仕事には

言葉ひとつにも大きな責任がある。

 

それをわかって教壇にたたないといけない。

 

 

 

 

例えば、

下敷きを敷く、たったこれだけのことにも

きちんと意味がある。

 

ただ綺麗に見えるから、ではなく

その1ページを丁寧に書く。

 

 

1ページを丁寧に積み重ねた先に

何があると思う?

 

 

それは

達成感なんだよね。

 

 

 

そういった小さな達成感で

人は皆生きている。

丁寧に積み重ねたものは

大切にしたいと思うでしょ。

 

丁寧に扱うということは、

自分だけでなくその周りのものも

大切にする、

という気持ちが育つこと。

 

1ページ1ページで学んだ事は、

それだけで終わりではない。

 

学んだことはいつでも振り返る

復習することが大切なんだ。

丁寧に積み重ねを振り返ったとき

そのノートを見て、人は何を思う?

 

 

 

書いておしまいにするのでなく、

その1ページ1ページを積み重ね、

1冊終えた時に人は成長したと感じるんだ。

生きるって、こーゆーことなんだよね。

 

 

 

当たり前のことを丁寧にすることは

生きていくうえでとっても大事なこと。

 

 

 

教育とは、

たとえ、今できないことがあっても、

丁寧に毎日積む重ねた先にある

感動や達成感を見て

導いてあげることが大切。

 

 

 

 

心の中までは目に見えない、

といって物事を片付けてしまうような

指導者は決して教壇に立ってはいけない。

 

 

 

見えないものこそ見てあげる。

常に相手から学ぶ姿勢をもって

日々を丁寧に過ごすこと大切なんだ。

 

 

 

 

 

さらにこんなお話も話しておられました👇

 

 

 

 

 

教語

 

教語ってしってるかい?

教える立場の人間は、

言葉の重みをきちんと理解し、

考えぬいた言葉を口にしないといけないんだ。

 

 

子供たちの未来のために軽はずみな言葉や

適当な言葉、上部だけの言葉は

絶対に口にしてはいけない。

 

 

一言一言には重みがある。

その一言が人生を左右するからだ。

 

教える人間はしっかり考えて

行動して発言しなければいけない。

 

 

教えるということは

常にその言葉に責任が伴っている

 

 

 

 

 

指揮者のY先生にはいつも大切なことを教えてくださいます。先生は誰よりも目に見えないものを見る力に長けています。

 

 

物事の本質、人が生きる意味を言葉で伝える

常に正しい道へと導き、その先を見据えている。

 

 

 

良い指導者は、多くの人が当たり前として目に見えないものをしっかりと見ています。