2023年1月、正月休みに相方と伊東温泉へ来ている際のシリーズ。一昨年前のことです。
泊った宿の「伊東園ホテル 松川館」のお話が続いております。
本編の前にここまでの行程リンク集からどうぞ。
「伊東園ホテル 松川館」の最終回はもちろん<温泉編>。
伊東温泉 伊東園ホテル 松川館 <温泉編>
伊東園ホテルズグループの宿は閉業した宿の基本は居抜き再生なので、昔の大型温泉宿にありがちな湯使いがあまりよくないところも多いのだけれども、ちゃんと調べたら湯使いの良い宿もいくつもあるんです。
泊ったこちらの浴場も、基本的にどこも完全かけ流し。
それではそんな浴場たちを順番に~。
今更ながら、この大きな宿の館内図を。
宿は福寿荘と末広荘の2つに分かれており、それぞれは道路を挟んで地下でつながっている。
ということは以前は2つの宿を1つにしたのかな。
でも前身の「伊東大和館」の時にはすでにこの形態だった模様。
浴場は「福寿の湯」「岩風呂(露天風呂)」「末広の湯&龍神の湯(露天風呂)」の三か所。
「福寿の湯」と「岩風呂」をセットにし、「末広の湯&龍神の湯」との男女入替え制。
午前と午後で分けての入替えとなる。
全ての浴場の入浴可能時間は14時~24時、5時~10時(火曜・金曜は5時~11時)。
24時以降の夜中は残念ながら入れない。
チェックイン時点での男湯は、「福寿の湯」と「岩風呂」。
まずは「福寿の湯」へ。
浴場は地階。
普通は男女別に浴場が2つあるのだろうけれども、こちらは先述通りどの浴場も1つずつ。
男湯の暖簾も入替えの際に取り換えられる。
混みあう時間帯などの表記があるのも親切かも。
そして浴場内は全て撮影禁止でした~
独り占めできたタイミングも結構あったんだけれどもな~。
そういうわけで例によってオフィシャルサイトや旅行会社の紹介サイトなどから多くの写真を拝借しております。
そしてこの貼り紙↓。
実際の浴槽温度よりも完全かけ流しを優先させる姿勢。
本来は投入量で温度調整はすべきだとも思うけれども、実際そんな感じになっており、ぬるめの浴槽と熱めの浴槽は確かにあったけれども入り比べができて結果的に良かったのでした
浴場は地階なので窓はないけれども、湯気はほとんど籠っていなかった~。
それだけに自分の写真で紹介したいものだけれども仕方なし。
※写真はオフィシャルサイトより拝借
浴槽は広く10人以上が楽に入れる規模。
無色透明な湯は混合泉で源泉名は「鎌田2合、鎌田28号、岡212号、鎌田14号、鎌田24号」。
伊東温泉でよく見る源泉名の鎌田とか岡が出てきた。
先に明かすとすべての浴場でこの混合泉を使用している。
源泉温度は46.4度、pH8.4のカルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉。
成分総計は1.580g/kg。
この湯を先述のように完全かけ流しにて使用している。オーバーフローも上記の写真よりもあるぐらい。
消毒もしていない。
※写真は観光紹介サイトより拝借
カラン&シャワーの湯は源泉使用かよくわからなかった。
湯口はすべて浴槽内投入。
浴槽にいくつか穴が開いており、一番左の穴↓から投入されていたように思えた。
この写真だけ、スミマセン載せさせてください。貸切状況で入っていたときです!
源泉の風味などについては、次の野天「岩風呂」で。
それではその野天「岩風呂」へ移動。
とても離れているのでもちろん完全に着衣は必要。
「岩風呂」があるのは「末広の湯&龍神の湯」のある末広荘。
道路を挟んだ建物だけれどもご安心ください、そのまま地下のトンネルで行くことができます。先述しましたね。
まずは廊下をしばらく歩く。
するとドーム状のトンネルが。これが道路の下となる。
奥津温泉「東和楼」を思い出した
そして岩風呂の入口へ。
こちらも撮影禁止。
※写真はオフィシャルサイトより拝借
寝る前のクローズアタックでは完全独り占めができたんだけどな~。
こちらはそのまま地階なのだけれども、露天風呂となっているのが面白い。
※写真はオフィシャルサイトより拝借
こちらもなかなかに大きな浴槽で、屋根がある部分と露天部分がある。
使用源泉は同じ。
そしてこちらも完全かけ流し。
オーバーフローもしっかり。
※写真は観光紹介サイトより拝借
洗い場は屋根の下にあり、カラン&シャワーも真湯だったか源泉だったかはっきりせず。
洗い場↑の右端に聳えている岩は巨大な湯口みたいになっており、源泉が出ていた。
※写真はオフィシャルサイトより拝借
湯口は岩の上からのものと、細いホースで熱い源泉の投入もあった。
浴槽内投入があったかは確認できておらず。露天なのであるような気はします。
そのホース投入の写真だけ、スミマセン。これも貸切状況の時。
源泉はほぼ無臭~僅かに焦げ臭があるかどうか。
僅かな甘味、僅かな塩味も感知。
喉に引っかかる感じも僅かにあった。
浴感は自然なスベスベ感。
次は翌朝に向かった、岩風呂と同じ末広荘にある「末広の湯&龍神の湯」。
岩風呂は地階だけれども、「末広の湯&龍神の湯」は1Fにある。
撮影禁止でも朝一を狙いたいところだけれども、寝坊して7時過ぎに到着(^^;
ああ、安定の混み具合。むしろ撮影禁止でよかった!
脱衣所にあった洗面所の蛇口の片方が白いモコモコだったので、確認したらやはり源泉
硫酸塩泉らしくていいですなぁ。
淡い塩味がした。
なかなかダイナミックな構図の浴場写真↓。
※写真は旅行会社のサイトより拝借
内湯にあたる「末広の湯」は先の「福寿の湯」と似た浴槽。窓がある分明るい雰囲気。
※写真はオフィシャルサイトより拝借
源泉も同じ。
湯口の構造もいくつかある浴槽内の穴より投入。上の福寿の湯を参照願います。
同じく完全かけ流し。
浴槽で体感39~40度ぐらいの入りやすい温度。
1㎝ぐらいの茶色い湯の花が結構舞っていた。ここで初めて気づいた(^^;
※写真はオフィシャルサイトより拝借
ここで源泉(混合泉)の成分数値を簡単に抜粋。
陽イオンはナトリウムが261.5mg、カルシウムが242.2mg。
カルシウムよりナトリウムの方がやや多いけれどもミリバルレベルだとカルシウムが上になるので泉質はカルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉の並びになるのでしょう。
化学はよく分かってないのでそれ以上はつっこまないでください!
他にはマグネシウムが7.7mg、カリウムが2.8mgなど。
陰イオンは塩化物が686.5mg、硫酸が301.1mg。以下炭酸水素18.4mg、炭酸3.6mg、臭化物2.0mgなど。
遊離成分はメタケイ酸が52.5mg、メタホウ酸が1.8mg。
それでは露天風呂の「龍神の湯」へ。
末広の湯からそのまま外に行けばOK。
※写真はオフィシャルサイトより拝借
この浴槽には少なくとも5か所からの浴槽内投入があった。
写真↑の左側に見えるように、噴射している湯口もあった。
※写真は旅行会社のサイトより拝借
そのため、浴槽の温度はここが一番高く、体感で43~44度ぐらいになっていた。
内湯と交互入浴が楽しめる温度差だった
もちろんかけ流し。
以上、借り物の写真のためにいつもより雑な紹介になってしまったことはお赦しください。
「伊東園ホテル 松川館」のお話はここまで。
次からは宿泊特典の姉妹宿の無料入浴のお話を。
※写真はオフィシャルサイトより拝借
伊東温泉 伊東園ホテル 松川館
静岡県伊東市寿町1-1
0557-37-3100
一泊二食付き スタンダードなプラン
2人合わせて17130円
<源泉名:鎌田2合、鎌田28号、岡212号、鎌田14号、鎌田24号(混合泉)>
カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
46.4℃
pH8.4
成分総計 1.580g/kg
無色透明
ほぼ無臭~微々焦げ臭あり
微甘味、微塩味あり
スベスベ感あり
茶色い湯の花あり
完全かけ流し
2023年1月入湯
※数値はH25の分析表より