2023年7月のご近所の麺ネタをもう1つ。以前やっていた川口麺パトロールです。
JR川口駅近くの吉野家や松屋、松のやが並ぶビルに7月初旬にオープンしたのが「元祖油堂」。
東京や神奈川を中心に埼玉、千葉に展開している、いわゆる油そばの店。
たまたまだけれどもオープン初日に訪れたのでした。
元祖油堂 川口駅前店
ちょうど昼休みの時間帯で、初日とあってなかなか賑わっていたものの待たずに入れそう。
店名よりも大きく、また外メニューにも書かれているように、先述通りこちらは「油そば」の専門店。
油そばの歴史は諸説あるようでぼくも詳しくないけれども、そちら系の自分の初体験は吉祥寺の「ぶぶか」で、おそらく20年ぐらい前かも。今やカップ麺にもなってますよね。
いわゆる「汁なし」や「まぜそば」との違いはマニアの方にまかせます
ぼくはベーシックな「油そば 780円」に決定。
麺は並(150g)、大盛(225g)、特大(300g)が同じ料金。
この仕切りもいい加減最近はどうだろうと思いつつ、中を取って大盛を選択。
さてこちらのお店はカウンターのみ15席とのこと。
これまで油そばは何度か食べてきたものの、最近のものは実はあまり好きなカテゴリーではないのですわ。
麺以外の味の決め手が完全に客側に委ねられている気がして、料理のプロが提示する独自の完成系を楽しみたい自分としては何かちょっと違う感をいつももってしまう。
なんてことを思いつつ、店内を観察。
「油そばは麺が命」↓。
そうでしょう、油そばで麺がダメなら食べる価値は全く無いです。
こちらのは中華麺の粉にパスタ粉を配合しているとのこと。
ソフトドリンクが無料で選べるのは嬉しい。
この中で選んだのは黒烏龍茶。
他はジャスミン茶とレモン等の入ったデトックスウォーターってやつだった。
無料トッピングはニンニク、玉ねぎ、紅ショウガ。
その上にはカエシ、酢、辣油が置いてある。
油そば、まぜそばに酢と辣油は必須。
だったら最初から味を調えて提供してほしいとか思ったりもするけど、途中で味変の楽しさは確かにあるなぁ。
さらに味変要員の充実度。
これだけあれば確かに楽しいかもしれないけど、返す返す本来の味はどこに焦点を当ててるのかを知りたくなる。
約10分で「油そば 大盛」が到着。
一番シンプルなメニューなだけにご覧の具材。
このままでとりあえずしっかり混ぜる。
麺はさすが、まぜそばに合わせているだけあって歯応え、小麦の美味しさもそのままでしっかり楽しめる。
全体の味わいは想像通りの油そば。
このまま食べきってしまうと損な気がして、いろいろと加えるのですよ。
まずは玉ねぎとニンニク、そして胡麻。
この後にまだ仕事があるのでニンニクは控えめにしつつ、刻み玉ねぎ好きとして玉ねぎ自由は嬉しい。
味変では基本の酢から。
そして紅ショウガを乗せ、これまた基本の辣油。
この辺りで食べきってしまった。
なんだかおっさんの面倒くさい文句を並べてしまったが、実際は美味しく楽しい
若者に人気があるのもよくわかる。
麺を食べてしまうといろんな旨味が入った汁が残る。
ここに〆ご飯を投入するのも人気だけれども、量的にはもう十分だったので〆のスープを投入することに。
これもカウンター上に常に置いてあり、自由に投入可能。
あっさりと美味しいスープで、旨味成分をこそぎとって完食。
ごちそうさんでした。
腹が減っていたらご飯、そうでなければスープで〆られる自由度はいいね
元祖油堂 川口駅前店
埼玉県川口市川口1-1-1
048-229-1772
11:00〜23:00 無休
2023年7月入店