赤滝鉱泉 | 温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷

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サックスやフルートを吹いてるテディ熊谷のブログです。基本的に自分の忘備録のための温泉日記が中心です。参考になれば幸いですが、その湯は知ってる知らない、入った入ってないで張り合うつもりは一切ありません。そのほか酒や食話、もちろん音楽のことも取り上げます♪

2021年3月、いくつかの湯にフラれながらの栃木日帰り旅のお話はその4。

まずはこれまでの行程から。

 

その1「那須塩原駅前温泉

その2「手打 焔」(昼食)

その3「松ヶ峰温泉

 

矢板市へ移動し、課題だった3つの鉱泉宿を巡ることにした。

スマホの〇ーグルナビが全く持ってダメで、エライ道をぐるぐる回された後、一瞬遠方に宿は見えたが全くアプローチができないところで終了(^^ゞ

道は自力?で探し、この分岐点↓まで到達。

 

 

左に行けば小滝の湯、右に行けば赤滝鉱泉

どちらも行く予定だったが、先に赤滝鉱泉にしよう。

 

一般の車はこの駐車場↓まで。

 

 

今の車は四駆でないのでここにとめ、徒歩で向かうことにする。

ちょっと帰り道が思いやられそうに下っていくと、やがて赤い屋根の宿が見えてくる。

 

 

こちらは事前に電話で立ち寄り可能を確認していたのでフラれて坂道を上ることはないのが救い(^^ゞ

 

 

この場所によくこの規模の家屋を建てたなと思うほどの立地だった。

入口はもう少し奥。

 

 

こちら↑が入口↓になる。

 

 

ちょっと足を悪くされているが矍鑠とした笑顔の素敵な女将さんに出迎えてもらった。

お出迎えはビーグル犬にも。

 

 

とら君、16歳。よく吠えるが怖がってる感じはしない。

この山奥で洋犬なのと、洋犬なのに名前が昔っぽいギャップもかわいいニコニコ

※とら君、2022年1月に永眠したそうですしょぼん もう一度会いたかった

 

 

赤滝鉱泉

 

 

 

立寄り入浴料500円

立寄り可能時間は9時~19時迄と思っていたが、沸かしが必要な鉱泉だけに要確認で。

※2022年2月現在、コロナ禍を受けて立ち寄り入浴休止中とのこと。日帰り入浴を希望される方は最新情報を確認してください。

 

 

建物内ももちろん古いがよく使いこまれた現役感がしっかりある。

2食付きで泊まれるが、素泊まり自炊もできる。

 

こちらの鉱泉は薪で沸かしていた。

 

 

相当な量があったが、薪割りも大変なんだろうな。

 

浴場は2つあるようだが、使用しているのは1つのみ。

 

 

入浴時間は朝7時から夜20時45分までとのこと。これは宿泊客に向けてでしょう。

 

 

基本的に1組ごとに貸切で使用するスタイルのようだ。

 

 

二層式の洗濯機が現役かどうかは不明。

 

こちら↓は使用されていない浴槽。

 

 

といっても手前の台は新しいので、使用することもあるのかな。

 

では浴室内へ。

 

 

小さな浴槽が1つのシンプルな浴槽だが、石材で重厚さを感じる。

加温の冷鉱泉の基本、蓋が閉じられた状態。

 

洗い場には蛇口が並んでいるが、すべて出るのは真水。

 

 

お湯は出ない。

シャンプー類は見えなかったが、隅に石鹼が1つあった。

 

 

浴槽は2人同時に入ると狭いぐらいの広さ。

 

 

蓋をすべて取り外す。浴後は元に戻すのは言うまでもない。

 

 

基本的には薪で加温した源泉を溜め湯状態。

赤い大きなバルブから非加熱の源泉をセルフで足すことができる。

浴槽は結構深く、非加熱源泉を縁まで満たすとぬるくなりすぎるだろうからオーバーフローさせることはできなかった。

とはいえ構造的には加温セルフかけ流しではある。

 

その源泉は浴槽では僅かに白黄色にささ濁りといった感じ。

源泉名はそのまま「赤滝鉱泉」。

源泉温度13.2度pH3.0単純酸性・鉄冷鉱泉となっていた。

成分総計0.6988g/kg

ただし掲げてあった分析書は昭和61年とかなり古いものであった。

 

浴槽の温度を測ってみると。。。

 

 

40.5度とややぬるめ。

次の人のことを考えるとあまり非加熱源泉は入れられない(^^ゞ

でももちろん投入はさせていただく。

 

 

源泉自体は無色透明

加温に使う薪を炊く香りが浴室内にも立ち込め、よい香りなのだがそれによって源泉の微妙な香りは感知できなかった。

ほぼ無臭に思え、予想された金気臭はあってもよいだろうが、分からなかった。

酸味は感じられ、味わいに鉄っぽいニュアンスはあった。

 

 

浴感はスベキシ

よく温まる湯だ。

 

せっかく非加熱源泉を自由にできるので、洗面器に溜めてみる。

これ↓、洗い場でなくバルブの隣にある蛇口なのだが、なぜかバルブからでなくてここから投入した写真が残っている。

 

 

この蛇口からも源泉が出たからだと思うのだが、今となってははっきり思い出せないので違っていたらごめんなさい。

でも温度測ったり。。。

 

 

…10.5度しかないビックリマーク

 

それを浴びたりしているから、きっと源泉を確認したのであろうにひひ

 

 

わざわざ冷たい真水を浴びる必要はないからねぇ。

 

というわけで源泉交互入浴をしばし楽しんだということで。

 

 

何とも味わい深い建物と浴室、激渋鉱泉宿がお好きな方にはマスト宿であろう。

帰りも女将さんととら君が見送ってくれた。

 

 

 

赤滝鉱泉


栃木県矢板市平野1628−1
0287-43-0940

立寄り入浴料 500円

9:00~19:00 (要確認)

 

<源泉:赤滝鉱泉>
単純酸性・鉄冷鉱泉(酸性・低張性・冷鉱泉)
13.2度
pH3.0
成分総計 0.6988g/kg
源泉で無色透明

浴槽で微白黄色ささ濁り
ほぼ無臭
酸味、微鉄味あり
スベキシ感あり

加温セルフかけ流し(基本は加温溜め湯)


2021年3月入湯
※数値はS61の分析表より