投稿が遅れること10か月余り(^^ゞ、2021年3月に日帰りで巡った栃木の温泉話+α、第1回目。
相変わらず鮮度のない話でスミマセンが、お付き合いくださいまし。
さっそく本題。
2020年10月に那須塩原エリアでとてもユニークなお湯を出している温泉施設がオープンしたと聞いていた。
しばらく様子を見ていたのだがコロナ禍を受けて2月(2021年)に予定していた東北の湯旅を泣く泣くキャンセルしていたこともあり、栃木まで日帰りならよいかなと思いつきで車にて出発。
目的地の那須塩原駅前温泉は、駅前というには那須塩原駅からかなり離れた場所にあった。
実際駅から県道53号、まっすぐの道沿いにあるとはいえ、3kmぐらいは離れている(^^ゞ
こちらは親会社が看板↑↓にあるように掘削会社。
那須別荘地の井戸水の需要を見込んでオープンしたという白河井戸ボーリング(株)那須営業所の敷地内にボーリングをして源泉を確保。
その敷地に入るとすぐあるウッディな建物は温泉施設ではなく親会社。
その奥に会社とくらべるとかなりシンプルな建物があり、そこが湯小屋であった。
湯小屋に看板が掲げてなかったため、道路沿いの看板まで戻って到着写真を。
那須塩原駅前温泉
ご覧のように営業時間は10時~21時(受付終了20時)。
毎月第3火曜日が定休日となっている。
では湯小屋へ。
この時点で9時50分頃。
少し時間があったので、源泉タンクなどを観察。
それでも営業開始時間には数分あったが受付の女性が掃除をしていたので、少々フライングさせてもらっての入浴が叶った。
入浴料は1000円と、エリア的にはやや高め。
写真を撮ったときは気づかなかったのだが、券売機の中の真ん中にある「タヒーボ源粉末」8,800円とは何だ![]()
ちょっと調べたら樹皮からとれる健康食品的なもののようだが、あきらかに浮いている(^^ゞ
気づいてたら受付の女性に聞いたんだけどな~。
男女の浴場は入れ替え制。
このときはサウナが無い方だったかな…あってもたぶん入らないのだが。
フライングということもあり、終始独り占め状態だった。
オープンしてまだ数か月なので脱衣場もピカピカ。
それでは浴場内へ。
なお浴場の撮影は許可制。人が居なければ大丈夫のようだ。
受付の女性に確認して撮っている。
浴場内にはコクのある硫黄臭系でややアブラっぽさも含むようなステキな香りが漂っている![]()
湯の色も朝一番の状態ですでに淡く若草色というか、白緑色っぽくやや濁り状態ではないか。
洗い場は3組。
カラン&シャワーは真湯を使っていた。
天井には外観から見えた湯気抜きを確認。
手入れがしにくくて傷みやすい天井もご覧のピカピカ状態。
それでは魅惑の湯をさらに追及。
先述通り淡白緑色やや濁りの湯は、源泉名がそのまま「那須塩原駅前温泉」。
源泉温度72.1度、pH7.9のナトリウム・カルシウム-塩化物温泉。
成分総計は5.842g/kg。
この泉質名はもちろん看板にあった通りだが、実際の湯を見ててっきり含硫黄と思ってしまった。
ところが実際の硫黄に関する数値は陰イオンの硫化水素イオンが0.3mgのみ。
チオ硫酸も遊離硫化水素も0mgである。
この熱い湯を源泉タンクで少し冷ましてから投入し、完全かけ流しにて使用している。
浴槽の温度は設置の温度計によると。。。
42.7度と適温。
まだ肌寒い時期には理想的な温度。
湯口には泉質名と、1500m掘削したことが明記されている。
源泉の状態は透明。
浴槽が深めのこともあって朝一番でもやや濁りの感じに見えるのだろう。
やはりコクのある硫黄臭があり、僅かにアブラ臭のニュアンスも感じる。
タマゴ味と塩ダシ味がする。
堂々たる存在感の個性的な湯だ。
湯口の温度を測ると。。。
53.2度で投入されていた。
なお源泉の投入はこの湯口だけでなく、浴槽の壁からも投入を確認。
しっかりとしたスベスベ感がまた心地よい。
深めで楽に肩まで浸かれるのもよい。
虫じゃないですよ、湯の花!
黒い様々な大きさの湯の花が多数舞っていた。
次に露天風呂へ。
立地的にも景観が臨める状況ではなく、実際鉄板の壁がわりと近くに迫っているが、空は広い![]()
露天風呂ももちろん完全かけ流し。
露天エリアに洗い場は無いが、クールダウン用の椅子が3つ。
露天風呂の湯の色は陽の光を受けてさらに緑色系が美しく見えた。
ここで源泉の成分をもう少しチェック。
陽イオンはナトリウムが1477.3mgで68.10ミリバル%、カルシウムが591.3mgで31.27ミリバル%となり、この2つでほとんどを占める。
陰イオンは塩化物が2743.6mgで82.58ミリバル%、硫酸が691.0mgで15.35ミリバル%。
次に炭酸水素が99.5mgとなってほとんど。
硫化水素は先述通り0.3mg。
それより臭化物の6.2mg、フッ化物の4.1mgあたりが風味に影響しているのか。
浴槽温度を今度は測ってみると。。。
41度とまずまずの温度。
こちら露天風呂もかなり深めの浴槽。
1m5cmという微妙な数値はどこから来ているのかわからないが、たっぷり浸かれてよい気分。
もちろん露天風呂でも魅惑の源泉風味は堪能できる。
湯口の温度は測り忘れたが、内湯とそんなに変わらないであろう。
存在感のある源泉によい湯使い、施設も新しくて気持ちよく入浴でき、1000円の入浴料も十分納得の満足度。
名湯の多いエリアだが、こちらもその仲間入りであろう。
色味も似ている喜連川早乙女温泉などを思い起こさせる魅力的な湯だった。
那須塩原駅前温泉
栃木県那須塩原市唐杉41-5
0287-65-1126
入浴料 1000円
10:00~21:00(最終受付20:00)
第3火曜定休
<源泉:那須塩原駅前温泉>
ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
72.1度
pH7.9
成分総計 5.842g/kg
源泉で無色透明
浴槽で淡白緑色やや濁り
コク硫黄臭、微アブラ臭あり
タマゴ味、塩ダシ味あり
しっかりとしたスベスベ感あり
黒い湯の花多数
完全かけ流し
2021年3月入湯
※数値はH31の分析表より
































