鶴巻温泉 弘法の里湯 | 温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷

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サックスやフルートを吹いてるテディ熊谷のブログです。基本的に自分の忘備録のための温泉日記が中心です。参考になれば幸いですが、その湯は知ってる知らない、入った入ってないで張り合うつもりは一切ありません。そのほか酒や食話、もちろん音楽のことも取り上げます♪

2021年7月上旬、電車で海老名のレストランへ行ったときの話の続き。

海老名駅から徒歩で行ける「蔵元佳肴 いづみ橋」でコース料理とコース酒を楽しんだ後は小田急の駅まで戻る。

蔵元佳肴 いづみ橋」の話は、その1がこちら

その2がこちら

 

小田急に乗り、降り立った駅は鶴巻温泉駅

 

 

あ、ロマンスカーに乗ったわけではないです(^-^;

 

初めて「蔵元佳肴 いづみ橋」へ行ったときも鶴巻温泉へ立寄った。

鶴巻温泉 元湯 陣屋」だったが、その時のことはこちら

 

 

今回は駅前にある「鶴巻温泉 弘法の里湯」。

 

 

以前は「鶴巻温泉会館」という施設だったが、廃業のあと源泉を受け継ぎ2001年にオープンした、秦野市の公営施設でもある。

 

敷地に入ってすぐのところに無料の足湯があるが。。。

 

 

新型感染症のため、休止状況だった。

 

駐車場は1時間150円、以後30分100円の有料のようである。

 

 

駅前だし、電車利用がオススメ。新宿からなら急行で1時間ほど、片道500円台で行ける。

 

 

鶴巻温泉 弘法の里湯

 

 

 

営業時間は10時~21時月曜定休

ただしコロナ禍の制限で2021年8月頭現在は20時までの営業のようだ。

 

 

料金は2時間で、平日が800円、土日祝が1000円

ぼくらが訪れたのは週末だったので、1000円だった。

このあたりは公営とは言え首都圏料金だ(^-^;

 

 

週末のこともあり、ハイカー、登山客の利用が少し目立つ感じだった。

 

 

売店エリアには地のモノ特産品コーナーみたいになっていた。

 

 

浴場は廊下の奥。

 

 

日帰りで入れ替わる男女別の浴場のほか、1時間1000円の貸切浴室もある。

1時間1000円は安いかも。

 

浴場は「山湯」と「里湯」と名付けられ、この日の男湯は「山湯」だった。

 

 

浴場内はそれなりに混んでいた。

 

脱衣所に掲げられていた源泉関係のパネルより1枚。

 

 

こちらの施設、2本の源泉を内湯と露天風呂で別々に使用しているのだにひひ

さらに以前訪れた「元湯 陣屋」とも違う源泉。

 

脱衣所の写真は無し。

浴場内は撮影禁止という表記ではなかったが、スマホ・タブレット禁止の表示あり。

そういうわけで、デジカメで浴場全景を1枚のみ撮影。

 

 

10人以上が楽に入れる規模の内湯で使用されている源泉が、源泉名「つるまき千の湯」。

台帳番号は「秦野第24号泉」。

貸切浴場もこの源泉を使用している。

こちらの源泉の方が新しい。

鶴巻温泉駅の駅前広場で1010m掘削して動力揚湯、300リットル/分の湧出量…後程、再登場にひひ

 

源泉温度34.3度pH8.5の、カルシウム・ナトリウム-塩化物温泉

成分総計11.259g/kg高張性

無色透明で、基本的に加温・循環

オーバーフローは少ないが、一応併用かけ流しだと思われる。

 

残念ながら淡いが消毒の塩素臭があり、同じく淡い塩素味もしてしまっているが、この源泉の最大の特徴はカルシウム

カルシウムイオン2580mgあり、ナトリウムの1640mgを上回っている。

このカルシウム由来の強烈な苦味があり、塩化物泉らしい塩味もわりとしっかりある。

ちなみに陰イオンは塩化物イオンが6760mgとほとんど。

以下、硫酸イオンが139mg、炭酸水素イオンが33.6mgと続く。

塩化物泉らしいスベスベ感がわりとあるが、少しキシキシ感もあったか。

 

カルシウムイオンが多量だがいわゆる析出物系がほとんど皆無なのは、結びつく炭酸系のイオンがほとんど無いからだろう。

これは露天風呂に使われている別源泉でも同じ。

 

露天風呂の写真はWEB紹介記事から拝借。

 

※写真はWEBサイトより拝借

 

こちらの源泉が以前の施設より使用されている「秦野第1号泉」。

源泉温度25.8度pH7.1の、カルシウム・ナトリウム-塩化物温泉

成分総計6.219g/kgと、新源泉より5gぐらいライトな源泉。

こちらはこの露天風呂の近くで50m掘削によって得られているらいし。

やはり加温・循環併用かけ流しだが、オーバーフローは少ない

 

カルシウムイオンが1240mgに比べてナトリウムが1020mg。

陰イオンはやはり塩化物イオンが3760mgとほとんど。

 

無色透明で同じく消毒の淡い塩素臭、淡い塩素味はする。

苦味と塩味はあるが、新源泉よりかはマイルド。

浴感のスベキシ具合は似ていた。

 

真湯使用の浴槽はなし。

内湯と露天風呂の他はサウナと水風呂あり。

 

相方がゲットしたこの日の女湯「里湯」の方の写真も。

同じく内湯↓が「秦野第24号泉」。

 

 

露天風呂↓が「秦野第1号泉」。

 

 

さて、新源泉「つるまき千の湯(秦野第24号泉)」は湧出地で観察ができるらしいので、行ってみることにした。

 

 

鶴巻温泉駅の北口広場にある。

千の泉」という手湯施設だった。

 

 

手湯だからちゃんと源泉に触れられるようになっているぞニコニコ

 

 

底投入でどうやら完全かけ流しにひひ

 

温度を測ってみると。。。

 

 

34.5度とバッチリ非加熱、湧出時の温度とほぼ同じニコニコ

 

 

おお、淡いタマゴ臭がするニコニコ

タマゴ味強烈な苦味、そして塩味ももちろんあり。

この分析表には表れないタマゴ風味は浴場では皆無だった。

ああ、このままこの源泉に浸かりたい~ビックリマーク

ちなみにこの手湯利用は7時~19時…時間外は止められているのかは未確認。

 

 

 

鶴巻温泉 弘法の里湯

 

神奈川県秦野市鶴巻北3-1-2
0463-69-2641

入浴料 平日:2時間800円 土日祝:2時間1000円

10時~21時(2021年8月時は感染症対策で20時で終了)

月曜定休(祝日は翌日) 12/31休み

 

【内湯】
<源泉名:つるまき千の湯 秦野 第24号>

カルシウム・ナトリウム-塩化物冷鉱泉(高張性・アルカリ性・温泉)

34.3度 
pH8.5
成分総計 11.259g/kg

1010m掘削(動力揚湯)

300リットル/分

無色透明

消毒の淡塩素臭、淡塩素味あり

強苦味、塩味あり

スベキシ感あり

加温・循環併用かけ流し 塩素イン

【源泉湧出地】

無色透明

淡タマゴ臭あり

タマゴ味、強苦味、塩味あり

完全かけ流し

 

【露天風呂】

<源泉名:秦野 第1号>

カルシウム・ナトリウム-塩化物冷鉱泉(低張性・中性・低温泉)

25.8度 
pH7.1
成分総計 6.219g/kg

50m掘削

無色透明

消毒の淡塩素臭、淡塩素味あり

苦味、塩味あり

スベキシ感あり

加温・循環併用かけ流し 塩素イン


2021年7月入湯
※数値はR2(24号)、H22(1号)の分析表より