2021年の土用の丑の日は7/28の1回のみ。
ちょっと日が経ってしまったが、今さらながらそのときの日本酒とアテのお話。
いつも車で買いに行く酒販店で見つけたのはやはりなんとも夏らしいラベルの1本。
高知県の「久礼」の生酒だった。
どこが夏らしいかって?ラベルに花火が描かれている
久礼 花河童 特別純米 生酒
自宅のマンションは普段なら今ごろ首都圏でも有名な花火大会がベランダからわりと至近距離で観られるのだが、昨年も今年もコロナ禍で花火大会は中止。
そのかわり、このラベルに託してみよう
久礼の題字もよいし、この花火の描き方も素敵だ。
ラベルの特徴はこの花火だけではない。
ラベルの右下にはこの花火を観ながら酒を楽しむ河童がいるのだ
裏ラベルには、「花火を見ながら晩酌する河童」とサブタイトルのようについている。
それで「花河童」。
高知の西岡酒造店は創業が天明元年、1781年。
土佐杜氏が醸す高知最古の造り酒屋だそうだ。
仕込み水はラベルにあるように四万十川の伏流水というから、それだけで清らかで美味しいイメージができる
使用米は松山三井。
精米歩合は60%の特別純米。
アルコールは19度というから、生原酒なのだろう。
日本酒度が+12とかなり高い。
飲む前からかなりの辛口が想定できる。
ほぼ無色透明。
香りは生酒らしいフルーティさがあり、メロンや桃などを感じる。
純米酒らしいバタークリーム系の香りもあった。
口に含むと舌がピリピリする。
これは微発泡なのか、辛口のピリピリなのか…翌日から少し印象が変わったので、微発泡もあったと思う。
純米酒らしい米の甘味もあるが、やはり辛味がしっかり。
まさにぼくの土佐の酒のイメージをいってくれる
キレがいいので盃を重ねてしまうが、ボディはしっかりあるのがわかる。
喉の奥に残る余韻で純米酒らしさがはっきり。
これは何とも男酒っぽい美味しさだ
河童も粋に見えてきた
2021年7月 飲
表題通り、この日は土用の丑の日。
取り寄せておいた鰻をいただくことにしていたが、まずは相方共に好物のじゅんさい。
もちろん秋田産。
ポン酢とおろし生姜で。
このトゥルトゥルの食感がじゅんさいのすべてと言ったら素人の感想なのだろうか
そして鰻は静岡県産だが規格外に大きくてかえってお得になっているヤツのお取り寄せ
実はご飯の中に尻尾の部分を挟み込んだ二重構造にしてある
相方にまかせたが、なかなかうまく仕上げられた。
専門店では久しく食べてないけど、このご時世なので自宅うな丼で十分楽しい。
じゅんさいはたくさんあったので、今度は冷やしておいたアゴ出汁で。
〆の汁物としてトゥルトゥルいただいた。
翌日は出かけついでにまた川口の角上魚類で。
そう、やはり角上は日本酒に欠かせない~
このサーモンは岩手産。
赤身の産地はメモ忘れ。
軍艦セットは以前も買ってきたヤツ。
安定の美味しさで満足