奥日光湯元温泉 民宿 若葉荘 | 温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷

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サックスやフルートを吹くテディ熊谷のブログです。基本的に自分の忘備録の為の温泉日記が中心です。参考になれば幸いですが知識を張合うつもりはありません。酒&食話、もちろん音楽も取上げます♪ ※各投稿内容は訪問年月を確認願います。情報が古くなっている可能性あり。

2018年6月の奥日光湯元温泉シリーズ、いよいよ佳境へ。

 

1.湯の家旅館

2.日光山温泉寺

3.万蔵旅館

4.湯守釜屋

5.湯元レストハウス

6.かつら荘

7.奥日光小西ホテル

 

このときの湯めぐり手形なのだが、料金がお得になるだけではなく、普段は立寄り不可の宿でもいくつか入ることができるのも魅力であった。

当然それらの宿を優先して巡りたいと考えるわけである。

だがしかしっビックリマーク

ぼくが訪れた日は、そういった手形にあって普段はのみ不可の全ての宿で入ることができなかった…臨時休業だったり、御一行様による貸切だったりしょぼん

 

気を取り直し、湯ノ平湿原にある湯元源泉から一番近い宿、「ゆの香」へ向かうものの、こちらもどうやら臨時休業。

それではその隣、湯マニアの中でも評価の高い「民宿 若葉荘」はどうかぼくをフラないでくれビックリマーク

 

 

ガラス戸を開けて案内を乞うと、ご主人が出てきてくれてた。

実は朝一度訪れたときに何やら立て込んでいて断られたが、午後なら大丈夫かもしれないと言われていての再訪だったのだ。

結果はOKニコニコ

 

 

奥日光湯元温泉 民宿 若葉荘

 

 

 

案内所のマップによると10~14時で立寄りOKとなっているが、そういうわけでやはり要確認。

立寄り入浴料500円と奥日光湯元の宿では最安値であるが、2冊目の第2の湯として手形を使用した。

 

 

約30年前に民家から改装して民宿にしたらしいこちら、外観もそうだが中も言うまでもなくその時代の民家感?がしっかり。

 

浴場は男女別に内湯が1つずつ。

 

 

最後まで独り占めで入ることができた。

 

 

脱衣所にはこれだけ籠があるが、こんなに多くの人が入ることはできないこじんまりとした浴場である。

 

 

3~4人までのサイズのシンプルな浴槽。

見た瞬間に鮮度の良さがわかる湯の色にひひ

この状況で完全かけ流し状態。

浴槽の右端にある長いパイプは何なのか…片端は洗い場、片端は窓の外にある。

これは後程重要な役割を果たすのでお楽しみににひひ

 

洗い場だけの写真を撮り忘れたが、シャワーなどはなく、真湯と真水のでる蛇口が1つずつ。

かなり狭い洗い場だ。

もちろんシャンプー類はあるのでご安心を。

 

 

湯面には白い膜も確認できた。

しばらく人が入ってない状況である。

細かな湯の花も観察。

 

壁の小棚?にはコップが。

 

 

さらに奥は通気口?になっており、硫化水素ガス対策にもなっているようだ。

このコップを使って湯口から直接源泉を味わいたいと思ったのだが。。。

 

 

コップの話の前に源泉の話を。

美しいエメラルドグリーンにささ濁った湯は源泉名「奥日光開発3,4,7号森林管理署源泉混合泉」。

3号、4号、7号の混合泉は、これまでだと「釜屋」と同じである。

こちらの方が色が鮮やかで濁りが少ないのは、より新鮮な状況ということだ。

おさらいになるが泉質は含硫黄-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩温泉(硫化水素型)

源泉温度75.1度pH6.5

成分総計は1.504g/kg

 

さて、コップをとって湯口から源泉をと思ったが、浴槽の湯の温度を測ると。。。

 

 

むむむむ、51.4度メラメラ

しかも湯口から一番離れた場所でだ。

足を浸けて湯口までも到底たどり着けない(^-^;

加水用の蛇口は幸いにも浴槽の手前側にある。

仕方ないが加水させてもらう。

ご主人も好きに加水してくださいなって言ってたし。

 

 

しかし熱い源泉がどんどん投入されるため湯もみをしてもなかなか温度が下がらない。

そこでハタと気付いたのが、あの長いパイプ。

 

このように使うものではなかろうかビックリマーク

 

 

源泉を一時浴槽の外に逃がすのだ。

きっと普段は湯を抜いて掃除をするときに使っているのではと考えたり。

 

せっかくだからまずここでそのままの源泉を味見。

 

 

源泉状況ではもちろん無色透明

お馴染みのコクのあるタマゴ臭、そしてコクタマゴ味

苦味はやや強めに感じた。

エグ味は弱め

これまでの宿の湯ではあまり気づかなかった甘味と酸味系が少し感じられる。

これは遊離二酸化炭素119.8mgからくる炭酸風味ではなかろうか。

いずれにせよとりわけ新鮮ゆえの味に思えたニコニコ

 

そうこうしている内に浴槽温度が入浴可能範囲に。

 

 

よし、44.6度。

まだ少し熱いがあまり下げるとせっかくの新鮮さの魅力が減ってしまうのでこの辺で入浴しよう。

パイプは外し、加水もストップ。

 

 

ようやく湯口に近づけたニコニコ

でも湯口直の温度は測り忘れ。

 

 

加水によってやや濁りが増してしまったが仕方ない。

スベスベ感のあるステキな硫黄泉であることは変わりない。

 

 

加水をとめるとじわじわ温度が上がってくるが、まだしばらくは入浴を楽しめた。

熱い湯が得意な人は、湯の新鮮さだとこちら若葉荘は大オススメ!!

 

そして次がこの日最後の入浴。

 

 

 

奥日光湯元温泉 民宿 若葉荘

 

栃木県日光市湯元2538

0288-62-2523

立寄り入浴料 500円 湯めぐり手形使用

10時~14時 (要確認) 

 

<源泉:奥日光開発3,4,7号泉森林管理署混合泉>

含硫黄-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩温泉(硫化水素型) 

(中性・低張性・高温泉)

74.1度

pH6.5

成分総計1.440g/kg

美しいエメラルドグリーン色にささ濁り

加水によりやや濁りに変化

コクタマゴ臭あり

淡コクタマゴ味、苦味、淡エグ味、淡甘味と酸味あり

白い膜、湯の花あり

自然なスベスベ感あり

完全かけ流しにセルフ加水して入浴

 

2018年6月入湯

※数値はH20の分析表より