老神温泉 穴原湯 東秀館 | 温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷

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サックスやフルートを吹くテディ熊谷のブログです。基本的に自分の忘備録の為の温泉日記が中心です。参考になれば幸いですが知識を張合うつもりはありません。酒&食話、もちろん音楽も取上げます♪ ※各投稿内容は訪問年月を確認願います。情報が古くなっている可能性あり。

さて、老神温泉シリーズへ。

ぎょうざの満洲 東明館へ向かうときに片品川を渡ったが、東明館は左側。

右側の穴原地区にあるのが次の目的地、東秀館

宿名が似ているの注意。

 

ちなみに橋を渡ったすぐのところに新しめの立寄り施設「湯元華亭」があるのだが、しかも老神2号泉というまた違う源泉を使っているのだが、残念ながら加温・循環・塩素インと聞いて行かなかったのだ。

源泉違いという意味では生の源泉を探しにいつかは行かねばとは思っている。

 

さて、東秀館へ到着。

 

 

雪景色がよく似合う宿だ。

 

 

老神温泉 穴原湯 東秀館

 

 

 

こちらの立寄り可能時間15~19時

 

 

全22室の中規模の宿。

静かな雰囲気だが、大きな宴会にも対応できるようになっているようだ。

一泊二食付きで1万円ぐらいから泊まれる。

 

 

立寄り入浴料600円

女将さんに支払う。

 

 

ロビーは中に瓦屋根がある造りだが、こういうのは何というのか。

手入れはなかなか行き届いている。

15時半過ぎに到着し、館内は空いていた。

 

それでは浴場へ。

 

 

男女別にそれぞれ内湯と露天風呂がある。

以前は内湯の1つと露天風呂の1つが混浴だったが、今は混浴はなくなりそれらの浴場は男性専用になっている。

 

途中に寄贈された昔の立派な分析表が掲げてあった。

 

 

なお以下に出てくる数値等は新しい分析表(平成16年)のものを採用。

 

こちらの浴場名はユニーク。

 

 

大衆浴室という呼び方はあまり聞いたことがない。

脱衣所はその大衆と言う呼び名で想像していた雰囲気と違ったにひひ

 

 

脱衣棚が何だかモダンでスペイシーだぞニコニコ

実はこのスタイル、老神温泉の他に宿でも見ることになる。

同じ施工業者に任せたらこうなったのか、老神で流行ってるのか。

 

では浴場内へ。

混浴のときの名残か、浴場へ入るドアは2つある。

 

 

浴槽は似た規模の岩風呂が3つ。

混浴のときは自然と棲み分けができていたのだろう。

それぞれ微妙に温度差があったと記憶しているが、詳しくメモに取ってないためそこはいい加減でスミマセン。

 

 

洗い場は窓側にズラッと並ぶ。

窓が優先のため、シャワーの位置が高くできないが、別によいであろう。

明るい浴場であった。

 

 

無色透明の湯は東秀館自家源泉、「老神1号泉」。

穴原湯と呼ばれる由緒正しい源泉だ。

 

 

源泉温度50.7度pH8.44単純温泉

分析表ではアルカリ性単純温泉となっているが、四捨五入してpH8.5までないので表記するなら弱アルカリ性だろう。

でも先に挙げた昭和の分析表ではpH8.9になっているので、元々はしっかりアルカリ性単純温泉である。

成分総計0.54g/kg

 

この源泉を全ての浴槽で完全かけ流しにて使用している。

 

 

湧出量は不明で投入量もさほど多くないが、それぞれの浴槽規模が適当なため、まずは適温の完全かけ流し。

この日の立寄りでは一番だったのか、湯は極めて新鮮だったニコニコ

 

 

この湯が実に素晴らしかったニコニコ

 

 

僅かだが焦げ臭があり、淡いがコクのあるタマゴ臭もする。

淡いタマゴ味淡い塩味、そして僅かなダシ味

あっさりだが今までの老神の湯で一番美味なのだにひひ

 

 

細かな茶色とグレーの湯の花が舞っていた。

 

 

スベスベ感が心地よい。

数値の上では地味なのだが、表情が素晴らしい源泉ニコニコ

 

 

源泉をきっちり活かせた浴槽であり、こういうのは旅館でしか味わえないことが多い。

 

こちらでは露天風呂は野天風呂と呼ぶ。

内湯にあるドアを開けて、いざ。

 

 

わお、浴場までの道はしっかり雪が積もっているビックリマーク

 

 

全裸での雪中行脚だビックリマークにひひ

裸足のまま飛び跳ねるようにハヒャハヒャ笑いながら、野天風呂へ。

…もしかして館内から別の行き方があった?…あったとしても冬の着衣&脱衣は面倒なのでこれでよしビックリマーク

 

 

使用源泉は内湯と同じ穴原湯老神1号泉

 

浴槽から内湯を見た図。

 

 

灯籠にある「仙涯乃湯」というのが内湯と野天を合わせた男湯の名前らしい。

 

浴槽の規模は内湯のどの浴槽よりも少し大きい。

 

 

さすがに少しぬるめだったので、必然湯口の近くに陣取る。

 

 

こちらも加温なしの完全かけ流しにて使用しているようだニコニコ

 

湯口がユニークであった。

 

 

カエル5匹に囲まれた湯口。

ここからの源泉は、内湯のどの湯口よりも源泉の風味が濃く感じたニコニコ

 

 

浴槽内では内湯ではほとんど見られなかった白い溶き卵状の湯の花を観察できた。

単純温泉とは言え、老神温泉だけに単純硫黄泉の性格もかなり持っている。

数値には表れてないが。

 

 

こちら東秀館穴原湯老神温泉では外せない湯であることは間違いない。

 

 

 

老神温泉 穴原湯 東秀館

群馬県沼田市利根町穴原1151
0278-56-3024
立寄り入浴料 600円

15~19時


<源泉:老神1号泉

単純温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)

50.7度
pH8.44
成分総計 0.54g/kg
無色透明

微焦げ臭、淡コクタマゴ臭あり

淡タマゴ味、淡塩味、微ダシ味あり

内湯で細かな茶色とグレーの湯の花あり

露天で白い溶き卵状の湯の花あり

スベスベ感あり
完全かけ流し

2018年2月入湯

※数値はH16の分析表より