白木川内温泉「旭屋旅館」、ご主人に見送られたのでとりあえず車をスタートし、2つの宿の分岐点でUターン。
次の目的宿「山荘」は旭屋旅館のすぐそばにあるので本来車の移動は不要なのだが、両宿の微妙な関係(^^ゞのため、車を移動させてもう一つの宿「山荘」の駐車エリアに停めなおす。
この旭屋旅館と山荘は以前はどちらも行き来自由、両方立寄っても入浴料は150円だったのだが、今は旭屋旅館のご主人の弁だとそうもいかない感じだった。
宿泊したぼくはそのまま入ってよいのかもと思いつつ、こちらはこちらで150円を支払うことにした。
白木川内温泉 山荘
この玄関周りはちょっと風情を感じるが、全体的にはやはり白木川内温泉ワールド。
浴場は別建物となる。
年季の入ったコンクリの浴場は、男女別にやはり内湯が1つずつ。
ドアの横に分析表が掲げてある。
分析表のみ早朝明るくなる前に撮った↑ため、こんな色で失礼。
昭和60年と古いが、こちらの源泉は新しい分析表が見当たらなかった。
なので数値はかなり変化していると思われる。
ドアの中はいきなり脱衣所。
しかも狭い。
そして、すぐ浴場である。
写真が不鮮明で失礼。
あまり日が入らず暗かったためなのだが、ちゃんとチェックをしておけばよかった。
旭屋旅館の1号泉の浴場よりも狭く、半分ぐらいのスペースか。
やはり洗い場にはカランなどなく、1~2人がかけ湯をするぐらいのスペースのみ。
無色透明の湯は、源泉名「白木川内温泉2号泉」。
源泉温度は44度となっているが、そんなにない(後述)。
pHは不明だが、アルカリ性。
泉質名は1号と同じく、アルカリ性単純硫黄温泉となる。
詳細な成分総計は不明だが、陽イオンと陰イオンを足すと0.3g/kgちょっととなる。
そして源泉はこの岩盤から自然湧出している。
やはり足元湧出だ![]()
もちろん完全かけ流し。
男女浴槽はつながっており、壁の下の隙間はかなり大きい。
源泉温度は実測で39.7度。
旭屋旅館の1号泉よりも実際はぬるい湯であった。
源泉の風味は1号泉によく似ている。
淡いがコクのあるタマゴ臭と、くっきりとしたタマゴ味が印象的。
硫化水素イオンが14.7mgと1号泉に比べるとかなり多いのだが、現状でそれほどの違いは感じられない。
何といっても心地よいトロトロツルスベ感が素晴らしい![]()
やはり湧出のブクブクや泡付きは確認できないのだが、新鮮この上ないことは間違いない。
断って無人の女湯を観察させてもらう。
女湯の方が陽の光が当たる方角にあって明るい。
その分、清潔に見えるのがちょっと羨ましい![]()
浴槽規模はほぼ同じ。
下で湯はつながっているので印象も同じであろう。
浴場建物のすぐ脇に、また別に湧出している源泉があった。
こちらはそのまま使用されずに流されていた。
次はしっかり移動し、またまた足元湧出浴槽をハシゴするのである![]()
白木川内温泉 山荘
鹿児島県出水市上大川内5002
0996-68-2314
立寄り入浴 150円
<源泉:白木川内2号泉>
アルカリ性単純硫黄温泉(アルカリ性・低張性・温泉)
44.0度(実測39.7度)
pH不明(アルカリ性)
無色透明
淡コクタマゴ臭あり
くっきりとしたタマゴ味あり
トロみを帯びたツルスベ感あり
足元湧出
完全かけ流し
2017年10月入湯
※数値はS60の分析表より















