今までも入ろうと思ったことはあったが、日帰り入浴だと個室休憩付きで2時間2200円(一人だと3200円!)かかるため、足が遠のいてしまっていた。
また日帰りだと内湯には入れない。
その代わり宿泊だと姉妹宿の「彩つむぎ」にも入浴OKなのだ。
「彩つむぎ」はまた別源泉なので、湯ヲタ的には宿泊にて攻めるに越したことはない
ちなみに明賀屋として源泉は5本持っている。
その内の2本をこちらの明賀屋本館、3本を彩つむぎで使用している。
それではまずその露天風呂編。
到着時、就寝前、翌朝と3回行って写真をむやみに100枚ほど撮ったので、選択・編集が大変だった(^^ゞ
露天風呂は川沿いなので、ひたすら下らなければならない。
88段ある階段を、帰りのことは考えずに下る。
途中は川を眺めながら。
真冬は寒いだろうが、春の風が心地よかった。
途中には使われてない建物が廃墟のようにあった。
このあたりを今後どうするかは宿の課題であろう。
いよいよ脱衣所に到着。
川沿い露天風呂は混浴だが、女性専用の露天もある(後述)。
そして混浴の浴槽も朝の6時から8時までは女性専用となる。
脱衣所はしっかり分けられているのでご安心を。
到着時は先客が少し居たが、その内独り占めできた
それでは浴場へ~。
塩原 塩の湯温泉 明賀屋本館 <露天風呂編>
まず目にするのが半露天の浴槽。
少し黒っぽく見える湯は川沿いの浴槽に投じられている源泉とは明らかに違う。
内湯でも使用しているのでそちらでも詳しく迫るつもりだが、東日本大震災で湧出した新源泉「明賀屋源泉①」を使用している。
<建物編>で触れた、玄関前に垂れ流されていた源泉だ。
実際はほぼ無色透明。
源泉温度52度、pH6.8の単純温泉。
成分総計は1gを越えていて1.1045g/kgなのだが、溶存物質が0.6305g/kgなので単純温泉なのである。
ガスである遊離二酸化炭素が474mgあるからだ。
自然湧出で135リットル/分の湧出量が頼もしい。
なかなか熱めだったので、完全かけ流しで使用していたと思われる。
淡い金気臭があり、淡い鉄味と淡いほろ苦味があった。
黄色いホースからは水は出ていなかった。
スベスベ感が感じられた。
それでは川沿いの露天風呂へ。
やはり3連の浴槽をこの角度から撮りたい
実は2015年9月の大雨による川の氾濫で、手前の浴槽は流されてしまった。
社員の方たちが自ら階段を何往復もしながらセメント袋を運び、復旧。
詳しくはこちらをご覧あれ。
それから半年ほどしか経ってないのに、この馴染み方。
源泉は人だけでなく、セメントにも効くのか
ちなみにこの3つの浴槽で使用される源泉は全て同じ「刈子の湯」。
掘削自噴で計290リットル/分と十二分な湧出量がある。
↑の写真の上側が加水でぬるめ、真ん中が熱めとなる。
源泉温度は55.8度のナトリウム-塩化物温泉。
pH6.0の中性で、成分総計は5.049g/kg。
左のパイプから源泉が出ており、右の蛇口から常時加水されている。
ハンドルが外されており、加水を止めることはできない。
浴槽レベルで40度ぐらいだったか。
淡く白色を感じるややささ濁り。
もちろんかけ流しであり、浴槽自体が大きくないので湯も新鮮だ。
ぬるめなので、川を眺めながらついつい長湯をしてしまう
では真ん中の浴槽へ。
水の蛇口はあるが加水されていない真ん中の浴槽で源泉のインプレッションを。
金気臭とダシ臭がある。
鉄味とダシ味、マイルドな塩味を感じた。
シュワシュワ感こそないが、炭酸泉っぽいニュアンスがあった。
もちろんかけ流しで、湯口周りとオーバーフロー跡にはご覧の通りの沈着や析出物
遊離二酸化炭素が625.9mgあるのが大きな要因だろう。
カルシウムイオンは254.7mg、カリウムイオンが102.5mg、マグネシウムイオンが30.9mg、マンガンイオンが1.7mg、第一鉄イオンが3.1mgと彩の要素はしっかり
細かな茶色や黒色の湯の花があり、しっかりとしたスベスベ感も心地よい
なかなか熱めだが湯を楽しむことができるレベル(このときはおそらく44~45度)なので、源泉的にはこの浴槽が一番良いとも言えよう。
それでは一番奥の浴槽へ。
色が他よりやや黒っぽく見えるが、深さなどによるものであろうか。
使用源泉はやはり他の2つと同じである(宿に確認済)。
他の2つよりも広いため、ゆったりと楽しむことができる。
温度は他の2つの中間(約42度)ぐらいだった。
若干加水していたが、もちろんかけ流し。
オーバーフローはしっかりあり、沈着に黒めの色がしっかり出ていた。
マンガンイオンなどの由来だろうか。
沈着・析出芸術のさらなる美しさだ
半露天風呂と同じように源泉は垂直に落とされている。
印象は他の2つとほぼ同じ。
やや濁りが多いように見えるが、単に浴槽が他と比べて深いからかも。
しっかりスベスベ感はやはりよい。
岩を掘って作った浴槽のようで、一番野趣を感じられる浴槽でもある。
夜遅く23時半頃に訪れたときの写真も少し。
24時間入れるのだが、階段にもちゃんと灯りがあるので行き来に問題はない。
浴場にもしっかり浴槽が見えるレベルの灯りがあった。
なかなか幻想的な雰囲気だ。
一番ぬるい浴槽にて。
夜のしじまに響く川の声を聴きながらの一人入浴、非常に気に入ったのであった
宿泊でないと味わえないこの雰囲気。
湯も湯使いも素晴らしく、やはり泊まって味わい尽くして正解
さて、オマケでぼくが入れない女湯露天風呂。
女湯から混浴側に出られるようにはなっているが、もちろん女性の脱衣所から直接行けるようにもなっている。
同行者に撮ってもらった写真から。
この感じだと、投じられている源泉は「明賀屋源泉①」の方だろうか。
あるいはまた別源泉か。
本人が湯マニアでないので直接確認はできなかった。
知っている女性の方は教えてください。
眺め的には川に一番近く、おそらく一番絶景で、かなり入りたかった(^^ゞ
それでは次は<内湯編>。
早朝の5時半頃の露天風呂↓
塩原 塩の湯温泉 明賀屋本館
栃木県那須塩原市塩原353
0287-32-2831
一泊二食付 16,200円のところ、クーポンにて8,640円
立寄り入浴だと、複数で2200円、一人で3200円(個室利用2時間付)
半露天風呂
<源泉:明賀屋源泉①>
単純温泉 (中性・低張性・高温泉)
52.0℃
pH6.8
溶存物質計 0.635g/kg
成分総計 1.1045g/kg
135リットル/分(自然湧出)
ほぼ無色透明
淡金気臭あり
淡鉄味、淡ほろ苦味あり
スベスベ感あり
完全かけ流し
露天風呂
<源泉:刈子の湯>
ナトリウム-塩化物温泉 (中性・低張性・温泉)
55.8℃
pH6.0
成分総計 5.049g/kg
290リットル/分(掘削自噴)
淡白色にささ濁り
金気臭、ダシ臭あり
鉄味、ダシ味、マイルドな塩味あり
しっかしりたスベスベ感あり
細かな茶色と黒色の湯の花あり
オレンジ、茶、緑、黒色などの沈着やクリーム色の析出物あり
真ん中の浴槽で完全かけ流し
手前と奥で加水・かけ流し
2016年4月入湯
※数値はH25,23の分析表より




































