2015年末の下諏訪温泉。
新湯でそれほど時間をかけたわけではないが、次の湯に向かう頃にはすっかり日が落ちていた。
新湯のあまりの混み様にハシゴ湯モチベーションが下がりつつあったが、下諏訪の共同浴場の源泉の名を冠する「旦過の湯」はやはり訪れておかねば。
「旦過の湯」はここ10年ぐらいでも二度リニューアルされている。
今の施設は2012年12月にできたばかり。
鎌倉時代の修行僧のために建てられた「旦過寮」が始まりとされるらしいので、長い歴史だ。
17時半を回り、雰囲気的に混んでないわけはないだろうが、行ってみよう。
下諏訪温泉 旦過の湯
新しく広くキレイな施設。
下諏訪の共同浴場の看板にしたいという意図があるのだろうか。
入浴料はやはり230円である。
むむむ・・・やはり相当に混んでいる
何とかして無人の浴場写真が欲しい者としては、混雑が連続したことで心が折れた瞬間であった(^_^;)
まだ下諏訪の共同湯は残しているが、もう今日はこれで切り上げよう。
どうせ菅野も遊泉なんちゃらも老人なんちゃらも混んでるに違いない。
上諏訪の宮の湯も残しているし、また出直そう。
浴場内の引きの写真はこれだけ。
ご覧の通り、浴場の外から。
浴場内には高温の浴槽、少しこなれた温度の浴槽、そして露天風呂と3つあるが、使用源泉は全て旦過第1源湯60L、旦過第2源湯380Lの混合泉。
ここの浴場が本家本元、元湯ということになる。
源泉温度56度、pH8.7の、ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉。
溶存成分総量は1.1579g/kg。
「熱め」浴槽は以前の施設からずっと激熱。
46度となっていたが、もっとあるような気がした。
というのも、ぼくはものの10秒ぐらいしか浸かれなかった…心が折れていた分、耐久力が落ちていたのかも(^_^;)
常連のたくましい坊主頭のオッチャンは、何度かかけ湯をした後に全身を完全にイン。
頭は出したが、そのまま数分ぐらい浸かっていた
露天風呂はさすがに入りやすい温度。
40~41度とぬるめになっている。
ここで長湯をする人が多いのは仕方ない。
内湯のもう一つの浴槽、「やや熱め」浴槽は、湯口写真のみ撮れた。
こちらは浴槽で44度設定。
無色透明で、僅かに芒硝臭、芒硝味、そして微塩味あり。
スベスベ感もあり。
新湯より湧出地に近いはずだが、印象としては新湯の方が新鮮に感じた。
まあ入るタイミングにもよるであろう。
旦過の湯もざんざんかけ流しであった
以上で2015年12月末の諏訪の湯シリーズは終了。
残った共同浴場を入りに、翌年の3月にまた訪れたのだが、それはいずれアップ予定。
帰りのあずさでは、買っておいた地ビールの他、地酒「御湖鶴」と「焼きわかさぎ」が大活躍したことは言うまでもない
2015年12月末シリーズは最年末にあと一つあり。
よろしければ、お楽しみに
下諏訪温泉 旦過の湯
長野県諏訪郡下諏訪町湯田町3442
0266-26-7520
入浴料 230円
<源泉:混合泉(旦過第1源湯60L:旦過第2源湯380L)>
ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉(アルカリ性・低張性・高温泉)
56℃
pH8.7
溶存成分総量 1.1579g/kg
無色透明
微芒硝臭あり
微芒硝味、微塩味あり
スベスベ感あり
完全かけ流し
2015年12月入湯
※数値はH21の分析表より