矢木温泉の後に向かったのは、さらに下諏訪の街中に入ったところにある「新湯」。
下諏訪の共同浴場の中では新しくできた浴場ということで「新湯」となったそうだが、開業は昭和2年だからもう90年近く前になる。
建物はさすがに昭和初期ではないだろうが、ペパーミントグリーンの窓枠がここではかえってよい雰囲気。
下諏訪温泉 新湯
入浴料は230円。
こちらは有人で、入浴券を買い、手渡す。
着いたのは17時。
予想していた以上に混んでいたのであった。
決して広くはない浴場の中に7人の先客(^_^;)
これは撮影どころか、ゆっくり入ることもままならない。
とりあえず浴槽の中に人が居なくなる瞬間を狙い、ドアガラス越しに1枚だけ撮影。
撮ったものの浴場に入るタイミングを見失い、とは言え帰りの電車の時間を考えるとグダグタしてられないなぁとか思ってる内に2人追加。
ぼくを入れて10人だ
仕方ないので諦めて、その状態で浴場内へ。
活気のある共同浴場を楽しもうモードだ(^^ゞ
よって以下の浴場内写真は湯友から拝借。
実際の浴室内では、洗い場で背中の流し合いなどあったり、賑やか超地元なごみムードだった
無色透明の源泉は、このエリアに配湯されている旦過第1源湯60L、旦過第2源湯380Lの混合泉。
先の矢木温泉と同じであるが、やや源泉湧出地に近いか。
源泉温度56度、pH8.7の、ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉。
溶存成分総量は1.1579g/kg。
基本的に完全かけ流しにて使用されており、投入量も多く、オーバーフローもかなりなものだ
ライオン湯口は白い析出物でコーティングされており、素晴らしい趣。
芒硝臭というより僅かにタマゴ臭を感じた。
弱めのタマゴ味と仄かな塩味、ごく僅かなほろ苦味があった。
使用源泉は同じでも、湧出地からの距離や微妙な湯使いの違いで印象がちょっと変わるのが面白い。
新湯は熱いまま多く注がれるのでより新鮮な状態なおである。
浴感ではスベスベ感があった。
壁のタイル画は王道の富士山。
諏訪湖からも富士山が望めるのであろうか。
浴槽の壁から唐突に塩ビ管が伸び、浴槽の外の桶に常時注がれている。
確認し忘れたが、これは浴槽内にも投入できるようになっているのだろう(投入されている写真を見たことがある)。
肝心の出ている湯(水)についてのメモが無い。
同じ温度の源泉でなかったはずだが、冷たい水だった記憶もない。
すみません、スルーさせてください(^_^;)
混んでいるのに新鮮な湯がザンザンかけ流しのこちら、やはりぜひ一番湯を狙って早朝に再訪してみたい。
下諏訪温泉 新湯
長野県諏訪郡下諏訪町御田町上3154
0266-26-7332
入浴料 230円
<源泉:混合泉(旦過第1源湯60L:旦過第2源湯380L)>
ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉(アルカリ性・低張性・高温泉)
56℃
pH8.7
溶存成分総量 1.1579g/kg
無色透明
微タマゴ臭あり
淡タマゴ味、微塩味、微々ほろ苦味あり
スベスベ感あり
完全かけ流し
2015年12月入湯
※数値はH21の分析表より