次に向かったのは2012年1月以来の台温泉。
以前は時間がなく、手前の方にある「観光荘」へ立ち寄った。
今回はもう少し奥のエリアへ向かおう。

味わい深い宿が十数軒並ぶ、台温泉。
源泉も十数本あるという。
湯治宿もあり、いずれじっくり訪れたいと常々思っていたが、今回もあまり時間がない(^_^;)

温泉神社は鳥居の前で会釈をし・・・
その向かい側にある自家源泉を持つ「冨手旅館」へ。

こりゃ例によってフラれたなと思ってこのときはすんなりあきらめたが、どうやらその後もずっと閉まったままらしい。
台温泉旅館組合のページを見ても、今は載ってない
未湯のまま逝ってしまったのだろうか。
それでは近くにある「福寿館」へ。
足を怪我した雀が温泉に入って治したという話が伝わる「雀の湯」の宿である。
こちらは無事立寄りできた
台温泉 「福寿館」

自炊での宿泊もでき、自家源泉も持つお宿だ。
立寄り入浴料は350円。

男女別に内湯が1つずつ…時間によって男女は入れ替わるようだ。
空いていればどちらに入ってもよいと案内された
というのも2つの浴槽は使用している源泉が違う。
掲げている分析表の並びから、左の男湯の方が台温泉の配湯、右の女湯の方が自家源泉を使用していると思われる。
女湯は先客ありだったので、男湯から。

脱衣所は新装したのかピカピカだった。
浴場はこじんまりとした大きさ。
二人ぐらいまでの規模であろう。
洗い場も小さく、カランは一人分。
でもシャワーも完備していた。
無色透明の湯は、共有泉の源泉名「台温泉(2号泉)」。
源泉温度86.5度の単純硫黄泉。
pHは8.5とアルカリ性。
成分総計は0.9445g/kg。
硫黄成分は硫化水素イオン1.5mg、チオ硫酸イオン0.4mg、遊離硫化水素0.2mg。
源泉が熱いのと浴槽が小さいので投入量は多くないが、基本的には完全かけ流しで使用している。
ただしすぐ加水できるように浴槽に向かってホースが伸びているので、ぼくが入ったときは水は出てなかったものの、加水されることは多いかもしれない。
それほど、浴槽の湯はなかなかの熱さだった(^_^;)

源泉は一度四角い枡に溜められ、温度を下げるようになっている。
備え付けの柄杓で味見をば。
仄かに焦げた淡いタマゴ臭、僅かなアブラ臭がある。
くっきりとしたタマゴ味に、僅かな塩味も感じた。
さすが、ワクワクするような源泉だ


湯はこの枡の下にある浴槽内の穴から注がれていた。
以前はこの向かい側の壁から細いパイプ湯口があり、そこからも投じられていたようだが、現在そのパイプは撤去されていて穴だけ残っている。
ビシっと熱いが、硫黄泉らしいスベスベ感が心地よかった

メタケイ酸も90㎎近くある。
さて、女湯の方をうかがってみると、先客はもう居なかったためいただくことに。

浴場は左の男湯よりも広い。
浴槽自体も少し大きく、床面積も広い。

無色透明の湯は自家源泉「新雀の湯」。
源泉温度52.6度、pH8.7のアルカリ性単純温泉。
当然のごとく、完全かけ流し。
男湯同様水道蛇口からホースは無粋に伸びてるが、加水はなし
実に新鮮な湯だ

優しいタマゴ臭がある。
そして優しいタマゴ味。
男湯に比べてあっさりした湯だ。
成分総計は0.646g/㎏。
泉質では単純温泉だが、そうは言っても硫黄泉っぽいニュアンスはそこはかとなく感じられる
そして重曹泉系ではなく、芒硝泉系の数値、風味。
湯口の手前にでーんとあるこの木箱、思わず開けてみたが、空っぽだった。

lこちらの湯も十分にスベスベ感は感じられた。
炭酸水素イオンは48mgと割合的に少ないが、炭酸イオンは13.2mgと割合的にはわりとある。
天窓ではないが採光窓があり、浴場もより広いこちら、どちらか選べと言えば自家源泉という意味でもこちらの浴場に値打ちを感じてしまう
ただし台温泉で1湯のみしか入れないとなれば、より台温泉らしいのは男湯だったもう片方の湯かもしれない。
台温泉 「福寿館」
岩手県岩手郡花巻市台2-9-1
0198-27-2544
立寄り入浴料 350円
向かって左側 <源泉:台温泉(2号泉)>
単純硫黄泉(低張性・アルカリ性・高温泉)
86.5度
pH 8.5
成分総計 0.9445g/kg
無色透明
淡タマゴ臭、微焦げ臭、微アブラ臭あり
くっきりしたタマゴ味、微塩味あり
スベスベ感あり
完全かけ流し(加水?)
※数値はH18年の分析書より
向かって右側 <源泉:台温泉(新雀の湯)>
アルカリ性単純温泉(低張性・アルカリ性・高温泉)
52.6度
pH 8.7
成分総計 0.646g/kg
無色透明
淡タマゴ臭あり
マイルドなタマゴ味あり
スベスベ感あり
完全かけ流し
※数値はH24年の分析書より
2015年4月入湯











