福寿館を出た後、水上旅館に再度アタック…また別のお客さんが入ってるとのことで、後回し(^_^;)
少し戻って、やはりマニアの中でも評価の高い湯治宿、「藤助屋」を目指す。

民家に埋もれそうな装いが萌える
ちなみにこちら、「とうすけや」と読む。
台温泉 「藤助屋」

案内を乞うと、ご高齢ながら元気な女将が気持ちよく迎えてくれた。

立寄り入浴料は300円。
自炊泊だと3000円から、二食付けても5000円程度という、グッとくる宿だ

浴室は1つのみ。
混浴使用だが、その辺はニーズによって貸切にしたり、男湯や女湯にしたりもするようだ。

かねてから提唱している「良い湯は階下原則」を適用できそうな雰囲気が満々
最後まで階段を下りて浴場へ到達。
大理石の大小の浴槽がある。
洗い場もシンプルで、一応シャワーのあるカランが一つのみ。
浴槽から湯を汲んでかけ湯とするのが基本であろう。
こちらの宿は自然湧出の自家源泉「薬師の湯」を持っているが、単独では使用せず、「福寿館」でも引かれていた共有泉の「2号泉」をブレンドして使用しているとのこと。
最初から完全にブレンドされているのか、2つの浴槽で使い分けているのか。
どうやら共に自家源泉と2号泉を混合して使用しているみたいである(後日、女将さんに確認)。
ではまず大浴槽。

湯は無色透明。
自家源泉「薬師の湯」は昭和54年の分析によると52度の弱アルカリ性の単純硫黄泉(硫化水素型)らしいが、新しい分析表だとすでに混合泉として分析されていた。
小浴槽と大浴槽の間には穴が空いていて、小浴槽に注がれた熱い湯は自動的に大浴槽に常に注がれることによって冷ます構造となっている。
熱め設定だがまあ入れるぐらいの温度。
セルフで加水もできるが、基本的に完全かけ流しである。
あっさりめのタマゴ臭と、やはりあっさりめのタマゴ味がある。
混合状態では硫黄系のイオン合計が規定に達さないため硫黄泉とならず、源泉温度50度、pH8.4の弱アルカリ性の単純温泉となる。
混合泉として成分総計は0.8241g/kg。
スベスベ感が心地よい。
…心地よいのだが、徐々にゆだってきた。
浴場内がサウナ状態というか、汗を流そうにも全く引かない状態(^_^;)
台温泉、2軒目ですでにかなり体に効いてきたなと思いつつ、激熱の小浴槽にもチャレンジせねば
「福寿館」のおさらいになるけど、2号泉は源泉温度86.5度。
もちろん混合する自家源泉が50度のため温度は下がるとはいえたかが知れてるし(^^ゞ、配湯の過程で下げたとしても浴槽内の温度はおそらく48度ぐらいあるのでは。
大浴槽へ穴を通じて送るための湯溜めと考えてもよいが、やはり浴槽の体をなしているからには何とか入りたい。
装置のようなものから導かれる塩ビ管は、全量が浴槽に入れられるわけではなく、一部は向こう側(茶色のパイプ)から外に流されている。
湯口はこの塩ビ管だけでなく、もう1つある。

温泉湯と書かれ、白い結晶をまとった蛇口から伸びるホースは、ぼくが来たときは小浴槽に向かって湯を出していたが、位置的にみると普段は大浴槽に向かっているはず。
このホースの湯の風味が結構あっさりしていたので、もしかしたら自家源泉「薬師の湯」なのかもしれない。
でもこちらが2号泉オンリーと判断している人もいて、ヘロってしまい記憶に自信がありません(^o^;)
この小浴槽、コクのあるタマゴ風味と僅かな塩味もしっかり感じられる。
それにしても熱い。。。

約2秒しか入れなかったため、こんなブレブレ写真しか撮れなかった(;^_^A
浴感をチェックすることもできなかったが、まあスベスベ感はあっただろう。
浴後もいつまでたっても汗が引かず、着衣するのにかなり難儀(^o^;)
この時点で台温泉、あと1湯が限界だなと実感。
三度目の正直に向かうことにする。
台温泉 「藤助屋」
岩手県岩手郡花巻市台2-25
0198-27-2720
立寄り入浴料 300円
<源泉:台温泉(2号泉と薬師の湯の混合泉)>
単純温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
50度
pH 8.4
成分総計 0.8214g/kg
無色透明
淡タマゴ臭、微焦げ臭、微アブラ臭あり
くっきりしたタマゴ味、微塩味あり
スベスベ感あり
完全かけ流し
2015年4月入湯
※数値はH17年の分析書より










