ちなみに湯の川温泉、以前は「湯元 湯の川」という宿に立ち寄り入浴したことがあった。
湯の川温泉 「湯宿 草庵」 温泉編その1
館内編でも触れたように、湯の川温泉は元祖「日本三大美人の湯」の1つだ。
歴史を遡ると出雲神話にまで到達する…もちろん源泉は新しくなっているが。
まあ何をもって美人の湯とするかなどの定義をしても果てしないので、ここではやらないし、そういった観点での湯の検証もする気は無いのであしからず(^^ゞ
さてこちらの宿、浴場が6つ(他に温泉浴槽付の部屋もある)あり、すべて貸切仕様にて入浴できる。
6つの内、使用できるのは5つ。
どうやら1つは常にメンテ中にしているようだ。
そうやって順繰りに状態をキープしていくのかもしれない。
そしてもちろん入れるすべての浴場に入った

なお浴場数が多いので、この「温泉編」は2回に分ける。
浴場は宿泊棟から離れた場所にあるため、浴場の使用状況が宿泊棟からも分かるようになっている。
↓の写真では、5つの内の4つに入浴できることが分かる。
ちなみになぜ常に1つがメンテ中だと思ったかというと、最初からランプ(&後述の札)が5つしか用意されてないからだ。

それぞれの浴場に入るときは、あらかじめ「貸切中」の札を持って出かけ、浴場の入口にそれを提示するようになっているのだ↓。
やはり回廊を進む。
このアプローチは、真冬で寒いながらも、その先に温かい風呂があると思うと、なかなか楽しかった

ここで先に源泉の話。
浴場の数は多いが、使用される源泉はどれも同じ。
総湧出量413リットル/分の源泉名「湯の川温泉」を配湯での使用。
源泉温度は50.2度の、ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉。
成分総計1.56g/kgの弱アルカリ性の湯となる。
すべての浴槽で加温もせず、完全かけ流しにて使用されている。
まず向かったのが、「ひょうたん風呂」。
ひょうたん風呂

ステキなひょうたん型の浴槽が、美しい小タイルの床に囲まれていた。
写真を撮り忘れたが、壁の窓ガラスにはステンドグラスの意匠があって、実に美しい。
モダンで見事な浴場であり、これはすべての浴場に言えることであった。
貸切スタイルだけあって、浴槽のサイズはせいぜい3人ぐらいまで。
源泉温度が50度ほどなため、これ以上大きなサイズの浴槽にするとぬるくなってしまう。
そういう意味でも小さめ浴槽をたくさん用意する方法の方が理にかなっている。

そして先述のようにオーバフローもしっかりある完全かけ流し。
投入量は並だが、宿泊客の数のわりに浴場が多いため、基本的にどこも新鮮な状態だった。

しっとりとした肌触りで、程よいスベスベ感がしっかりある。
ヌルヌル感ではないのでインパクトは無いが、毎日入るならこのレベルのしっとりスベスベ感がちょうど良いと思わせるぐらいなのだ。
それでは次に「ひょうたん風呂」の隣にある「来待石風呂」へ。
来待石風呂

この浴場は他と比べてちょっと異色である。
宿の人曰く、ぜひ日が昇ってるときと日が落ちた後、2回訪れて欲しいと言っていた。
宿の人の話はさておき、個人的には無頓着な(^^ゞアメニティ系はどの浴場も充実しており、ここもご覧の通り美しい。
そして風呂場が、日本の伝統温泉にして、なぜかイタリアかスペインとかの高級な浴場?を勝手に想像させるようなデザインである。
浴槽はシンプルかつ洗練された石材を使用しているが、その石こそが出雲地方で採掘される来待石という名の石であり、浴場名の由来である。
しかしそれよりも目が行ってしまうのが、壁。
漆喰を使用し、ところどころに埋め込まれているのが、様々な「瓦」だ。
もろ日本の素材なのに、雰囲気は超日本になっている。

明るい陽光が十分に差し込むような設計になっており、湯に浸かりながらゆっくり鑑賞できる。
そしてこの浴槽は洗い場と大きなガラスで仕切られており、その洗い場がこちら↓。

赤い透明アクリルの洗面器と椅子が何ともニクイ
いやぁ、この風呂場はちょっと予想を超えていた。
普段は源泉ばかり注目しがちだが、ここまでの浴場をデザインされると脱帽である。

もちろん湯はしっかりオーバーフローされている。
目立たぬように浴槽の外に敷き詰められた白い石も美しい。

浴槽が他と比べて比較的大きいく、その割には投入量が少なめのため、この浴槽の湯はいくぶんぬる目であった。
その他のインプレッションは基本的に同じ。
スベスベ感も心地よい。
ちなみに浴槽奥から洗い場に向けてはこんな具合↑である。
ガラスの扉を全開しての撮影。
食事も終わり就寝前に、宿の人に言われたように再度訪れた。
日中の採光からくる美しさとは別に、計算されたライティングの浴場がそこにあった。

写真の出来がイマイチでスミマセンm(u_u)m
実際はもっと幻想的な雰囲気。
オッサン一人で入ってるのがもったいないですなぁ
残りの3つの浴槽については、次回に続く。












