少し雪が残る中、まずは安木節でお馴染みの島根県安木市にある鷺の湯温泉へ向かう。

ゲートでは「さぎの湯温泉」となっているが、ここで昔からの「鷺の湯温泉」と表記する。
古くからあり、尼子の御殿湯ともされていた鷺の湯温泉が有名温泉地として発達してこなかった理由が、洪水の起きやすい土地だったかららしい。
江戸時代の洪水で当時の泉源も失ってしまったとのこと。
現在は洪水の原因となった川の上流にダムができ、また掘削を深めて新たな源泉を確保し、現在に至っている。

鷺の湯温泉には3つほどの宿と日帰り施設がある。
湯は総合的に管理されており、配湯である。
今回は時間もあまりないため、立寄りのみの入浴が確認できた「さぎの湯荘」へお邪魔した。

白い壁が印象的な、なかなか立派な宿だ。
鷺の湯温泉 「さぎの湯荘」

立寄り入浴料は700円。
平日だったがまだ正月休みの人も多いのだろう、お客さんはちらほら見かけた。

浴場は男女別にそれぞれ大浴場と露天風呂。
他に宿泊客用の貸切の内湯と露天風呂がある。

先客が少々いらっしゃった。
大浴場はなかなか広く、10人以上がゆったりと入れる規模。
無色透明の源泉「鷺の湯温泉」が完全かけ流しにて使用されている。
なお以前の分析書には源泉名に○号源泉とついていたが、今の分析書では「鷺の湯温泉」とだけになっている。
その鷺の湯温泉は源泉温度53.7度の含弱放射能-ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉。
成分総計は1.26g/kg。
ラドンは10.5マッヘ。
イオン的に特に突出した成分は見受けられない。

淡い焦げ臭と浅い塩味とダシ味がある。
以下のインプレッションは露天風呂で。

露天風呂も広く、10人単位で入れそうだ。
源泉の湧出量が1300リットル/分と、各施設に配湯しても余りそうな量があるからだろう。
露天風呂では内湯でほとんど観察できなかった細かな湯の花をチェックできた。
風味の印象は同じ。
他に僅かだが泡付きも確認できた
いいじゃないの、露天風呂
炭酸水度イオンは54.8mgと少なく、硫酸イオンが346mgなので、芒硝系の湯ではあるが、pH7.8の弱アルカリ性のややスベ感は悪くない。

配湯だし派手な源泉ではないが、鼻腔をくすぐる焦げ臭は心地よく、湯使いも好感が持て、総じてお気に入りの湯となった
鷺の湯温泉 「さぎの湯荘」
島根県安木市古川町478-1
0854-28-6211
立寄り入浴料 700円
<源泉:鷺の湯温泉>
含弱放射能-ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉 (低張性・弱アルカリ性・高温泉)
53.7度
pH7.8
ラドン 10.5マッヘ
成分総計1.26g/kg
1300リットル/分
源泉で無色透明
淡焦げ臭あり
淡塩味、淡ダシ味あり
ややスベ感あり
露天風呂で細かな湯の花あり
露天風呂で微泡付きあり
完全かけ流し
2015年1月入浴
※数値はH24の分析表より







