湯脈が豊富で温泉文化が息づいているエリアは、温泉の数もさることながら、入浴料も安いことが多い。
無料とか寸志とかではなく有料の湯で、現在一般的な大人の最低料金となれば、調査したわけではないが、おそらく100円なのではないか。
青森にはそんな100円で入れる湯がいくつもある。
次に訪れた「鯖石温泉」もその1つ。
鯖石温泉

当初は個人の私有温泉で、ジモ系仮設浴場として湯マニアの話題となっていたこちら、平成23年より公衆浴場の営業許可をとり、ぼくらのような旅行者も入れる立寄り施設となった。
それでもどことなく仮設感が残っており、非常に浴欲をそそる
入浴料金は看板にあるように、また先に話題にしたように、100円。
夕方早い時間に訪れたのだが、なかなかの盛況ぶり。
残念ながらあまり写真は撮れなかった。
浴槽はマニア垂涎のコンテナ

湯口もバルブをつけた塩ビ管

一般営業にしてもこのスタイルというのは、何とも嬉しい
二人も入ればみっちりとなるコンテナに、かなりの勢いで湯は注がれている。
よってざんざんかけ流し状態。
注がれる無色透明な湯は源泉温度57.8度のナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉。
源泉温度が高く浴槽が小さいため、仕方なく加水されている。
個人泉時代より温度も上がり、成分も濃くなったようだ。
掘削動力揚湯だがそれでも源泉は余ってしまい、写真には写ってないが、一部が湯口の脇から浴槽の外へそのまま捨てられている。
源泉名は鯖石温泉ではなく、「八幡館温泉」。
これは八幡館地区にあるためだ。
鯖石は弘南鉄道大鰐線の最寄り駅の名前。

淡いタマゴ臭があり、淡いダシ塩味、そして仄かなタマゴ味がして美味しい。
総計は5.6g/kgと、そこそこの塩化物泉。
硫酸イオンが2130㎎もあり、それに比べ炭酸水素イオンは28.9mgと少なく、完全に芒硝系の湯だ。
pHは8.1と弱アルカリ性。
キシキシ系かと思いきや、スベスベ感があった。
炭酸イオンが15mg/kgほどあり、それの影響もあるだろう。
近所にあえば毎日でも通いたくなるであろう鯖石温泉、あらゆる意味で素晴らしかった~
公衆浴場となったとはいえ、ほぼ地元の共同湯のような立ち位置。
今後もありがたく頂く気持ちを忘れずに入りたいものだ。
残念ながら2016年8月で閉鎖されました![]()
鯖石温泉
青森県南津軽郡大鰐町八幡舘字浅利渕55
0172-48-2277
入浴料100円
<源泉:八幡館温泉>
ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
57.8度
pH8.1
成分総計 5.642g/kg
無色透明
淡タマゴ臭あり
淡ダシ味、淡塩味、微タマゴ味あり
スベスベ感あり
加水かけ流し
2014年8月入湯
※数値はH23年の分析書より

