鯖石温泉の次は平川市へ移動。
目指すは小国温泉。
小国の温泉と言えば、山形や熊本の宿が次々にヒットするが、青森の小国温泉は元々ジモ専の共同浴場が一つだけだ。
以前は目立たぬ佇まいの、いかにもジモ専といった建物だったらしいが、リニューアルしてものすごい可愛くなった

地元の高校生が描いたというこの壁画、思わず顔がほころんでしまう
そこにはジモ専の拒絶感はなく、以前はあったという一般の入浴を禁ずるというような表記もない。
この建物になって入っている人のレポートもよく目にする。
と言うわけで、ここまで来たからお邪魔してみよう。
小国温泉 「小国町会保養所」

男湯はちょうど先客が一人、出られるところだったので、「お邪魔してよろしいですか?」「はい、どうぞ」とのやりとりの後、箱に100円(ここも!)を入れて、無事にいざ浴室へ

これぞ共同湯というべきシンプルさ。
数人ぐらい入れそうな浴槽には湯が十分にかけ流されている。

洗い場のカランにはリニューアルされただけあり、シャワーも付いていた。
それでも至ってシンプル。

淡く茶色の沈着が少し見られるが、無色透明な湯は源泉温度57.6度の単純温泉。
加水なし、完全かけ流しにて使用している
pH8.4の弱アルカリ性で、総計は0.929g/kg。
硫酸イオンが154.5mg、炭酸水素イオンが7.9mgと、芒硝系の単純温泉だ。

仄かだが香ばしい焦げ臭が心地よい。
淡い塩ダシ味も、薄口で美味ではないか

湯口の存在感も、共同湯にしてはなかなかなもの。
入ったときがピリっと熱めなのは芒硝系の共同湯っぽいが、ゆっくり中に入るとなかなか適温である。

弱アルカリ性の数値や炭酸水素イオンの少なさのわりには、ここでもわりとスベスベ感を感じた。
炭酸イオンが22.8mgからくるのか…単純温泉にしてはわりと多めであろう。
メタケイ酸も192.1mgあり、美肌系に貢献

可愛い建物の中には、これ以上何もいらない完璧な共同湯ワールドがあり、素晴らしいひと時を過ごさせてもらった。
ただし、本当に完全一般開放なのかは未確認。
やはり基本的には地元専用の湯であろうため、今後も訪れる際は、その都度地元の方に確認を取ってから入るべきと思う。
なお建物の近くには源泉が流れ続けているところ(自由に湯を汲める場所)があったのを後から知ったのだが、未確認のまま次へ向かってしまった。
小国温泉 「小国町会保養所」
青森県平川市小国
入浴料100円(基本的に地元専用)
<源泉:小国温泉>
単純温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
57.6度
pH8.4
成分総計 0.929g/kg
無色透明
微焦げ臭あり
淡塩味、淡ダシ味あり
スベスベ感あり
完全かけ流し
2014年8月入湯
※数値はH24年の分析書より
