木津温泉 「ゑびすや」 温泉編 | 温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷

温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷

サックスやフルートを吹くテディ熊谷のブログです。基本的に自分の忘備録の為の温泉日記が中心です。参考になれば幸いですが知識を張合うつもりはありません。酒&食話、もちろん音楽も取上げます♪ ※各投稿内容は訪問年月を確認願います。情報が古くなっている可能性あり。

木津温泉「ゑびすや」建物編に続き、温泉編。

ちなみに木津温泉は「きつ」と読む。
行基が発見したと言われる開湯1200年の京都最古の温泉で、別名「しらさぎ温泉」とも呼ばれるらしい。
木津温泉駅前にもいわゆる温泉街らしい街並みはなく宿が点在しているが、木津温泉としての共同源泉はある。
エリアの色んなところで湧いて出ているらしいのだが、今回の旅は単独行動がほとんどできない状況なので、その辺の源泉リサーチは全くできず。。。
次回への課題としたい。

では「ゑびすや」へ。

木津温泉 「ゑびすや」

 

 

 



ゑびすやは共に自噴する自家源泉木津温泉の共同源泉の2本持っており、自家源泉が大浴場、共同源泉が家族風呂に使われているようだ。
使用する源泉は計120リットル/分とのこと。
詳しい分析書が掲示されてなく、フロントで聞いても持っている管理者と接することができなかった。
なので数値その他は抜粋して掲げてあった表記や書籍にあったデータなどに基づく。
いずれにせよ使用されている源泉がどちらか(ブレンドか単独か)なども未確認なので、間違っていたらごめんなさい。
詳細を知っている方がいたらご教授願います
(。-人-。)

さて、最初に明かしてしまうが、ゑびすやの6つの浴場の内、湯ヲタ的に注目すべきは2つの貸切家族風呂「ごんすけの湯」と「静の湯」。



 

 


通常は共に3240円/50分の有料となるが、一つ一回に限り無料で入れる宿泊プランだったので片方のみ入湯。
もう片方は入ることが(撮影も)できなかった。
その、我々が入ることができたのは、「ごんすけの湯」。
入りたかった方だったので、これはラッキーだった。

 


ただし50分の間にぼくの他、3人(内2人は女性)は入るつもりになっており、身内とはいえ全員で一緒に入るような風習はもちろんなく(^_^;)、ぼくに与えられた時間は最初の10分のみ(^o^;)
何ともせわしないが、集中して仕事に取り掛かった

そんなわけで脱衣所の写真は撮り忘れ。
しかしそんなこともふっとぶ浴場の美しさだ。

 


旧館だけの営業だった時代はこれがメイン浴槽だったようである。
それだけに3人程度用の小さめ浴槽ながら、浴場としては十分な広さを持っている。
窓から覗く風景が何とも心地よい。
昔の浴槽をしっかり手入れをしながら大事に育ててきたのであろう。
別料金がかかっても入っておくべき素晴らしい浴槽である。

 


タイルにはところどころ成分沈着で黒ずみは見えるが、逆にそれによって美しさを増している。
 



注がれる源泉は木津温泉の共同源泉(?)で、無色透明40.8度アルカリ性単純温泉
僅かな焦げ臭、焦げ風味と、僅かな甘味を感じる。
冬季は加熱するようだが、訪れた夏はもちろんそのままの完全かけ流し
ちょっとぬるめが何とも心地よい、柔らかな湯である。

 


スベスベ感もちゃんとあって、湯使いと浴場そのものの価値と相まって、素晴らしい名湯といえよう。

そうこうしているうちに二番手の甥っ子が入ってきた。

言わなくてもちゃんと自ら丁寧にかけ湯をするのは、仕込みの成果である

ではサービスショットを。

 



ちなみに写真右端に見えるのは使用してない古い湯口だ。
アップ写真は撮り忘れた。

ここで時間切れ。
甥っ子は妹(甥っ子の母)に引継ぎ。
ちなみにあまりのせわしなさに、妹の旦那は家族風呂を辞退。
ぼくと一緒に入ってよかったのだが、さすがに10分は落ち着かないので大浴場だけでよいとのこと。
なんか申し訳ないm(u_u)m

湯ヲタとしてはこの宿ではこの浴場に入っておけば、後は正直いらないと言ってしまってもよいのだが、たったの10分ではあまりにあんまりだ(^_^;)
もちろん2つの大浴場(時間差で男女交代)にも行った。

 


共に大きな内湯と露天風呂がある。
まずは「橘の湯」。

 


こちらは10人ぐらいが入れそうな大きさである。
これで家族風呂同様の完全かけ流しならよいのだが、残念ながらそうではなかった。
使用されるのは自家源泉(?)で、こちらは源泉温度が34度らしい。
もしかしたら共同源泉も足しているのか。
いずれにせよ詳しいことは宿に直接確認できずじまい。
アルカリ性単純温泉であることは間違いないだろう。
自家源泉としたら湧出量は1.4リットル/分ほどらしいので、若干のオーバーフローはあるものの、基本的には循環・加温。
うっすら消毒臭も感じた。

 

 

家族風呂で感じられた焦げ風味や甘味は感じられない。
源泉の微妙な差とかは観察できなかった。

 



スベスベ感は感じられた。

では露天へ。

 

 

こちらは内湯よりはやや小さめだが、それでも数人はゆったり入れるだろう。
湯口は底からの噴出すスタイル。

 


やはり循環で加温、少し消毒臭。

 



ただしさすがに周りの光景はよく手入れされており、落ち着ける。

翌日朝に行ったのがもう一つの大浴場「行基の湯」。

 



湯使いは「橘の湯」と全く同じ。

こちらも広くて立派な浴場だ。

 


湯口も立派な石が使われていた。
 



カーブのあるカーブ浴槽は好きなタイプなので、これで湯使いがよければなぁ。

露天は「橘の湯」と似たような岩風呂。

 

 

こちらも湯口は浴槽の底から噴出タイプ。
 


以上、家族風呂「静の湯」が入れなったのが残念だが、それ以外の5つの浴場。

次回は食事編を簡単に。

 

 

 

木津温泉 「ゑびすや」


京都府京丹後市網野町木津196-2
0772-74-0025

一泊二食付13500円~
 

<共同源泉>
アルカリ性単純温泉
自噴

40.8度

<自家源泉>
アルカリ性単純温泉

34度
1.4リットル/分(地下5mより自噴)
成分総計 0.81g/kg?

家族風呂(共同源泉?)で無色透明
微焦げ臭
微焦げ味と微甘味あり

スベスベ感あり
完全かけ流し

大浴場(自家源泉?)で無色透明
淡消毒臭あり
スベスベ感あり
加温・循環・消毒あり

 

2014年8月入湯
※数値は未確認が多いので間違っている可能性あり