昨年8月のお盆前の頃に行った丹後半島の湯からいくつか。
まずは海からも近い久美浜温泉の湯元館。

写真の手前に広い駐車場がある。
こちらは大阪の「くいだおれ」の創業者が故郷への思いで造った宿とのこと。
では、いざ。
久美浜温泉 「湯元館」

良心的な価格で泊まれる宿だが、日中の長い時間帯でも立寄りは600円でできる。
夏休み期間だったが、まっとうな温泉の手形で無料にて受付してもらえた

もっと混雑を予想していたが、それほどでもない。
脱衣場には先客が少々。
床に砂がこぼれているのは海からも近い証拠。
こちらは広い露天風呂で有名だが、まずは内湯から。
内湯も十分に広い。
窓の外の露天風呂と相まって、視界のほとんどが無色透明のキレイな湯だ
満たされる湯は敷地内の自家源泉。
しかも高温と低温の2源泉を持ち、高温が653リットル/分、低温が88.8リットル/分の湧出量。
それだけの量があるから当然、かけ流しである。

このオーバーフローでも間に合わないときは、壁の穴から露天風呂へも逃がしている。

洗い場は浴槽の比べれば広くないが、このお湯天国、まあ洗うより浸かれ、だ

この湯口からが高温源泉のみなのか、すでに低温とブレンドされているかは分からなかった。
ほぼ無臭で、苦味と淡い塩味がある。
高温の源泉は51.2度でpH8.07の、カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉。
総計は4.916g/kgある。
硫酸イオンは871.9mg。
炭酸水素イオンは0.7mgしかない。
カルシウムイオンは862.3mg、ナトリウムイオンが785.5mg。
ちなみに低温の源泉は久美浜温泉(低温泉源)で、32度でpHは7.97。
こちらはナトリウム・カルシウム-塩化物泉。
総計は2.080g/kg。
硫酸イオンは274.4mgだが、炭酸水素イオンは85.4mgと、高温よりかはある。
カルシウムが279mgでナトリウムが412mgだ。
浴槽の端には蛇口があり、そこから勢いよく注がれていたのは低温の源泉だったか、はたまた真水だったか。

メモには加水?とのみ書いてある…もう一つ記憶が定かじゃないです(。-人-。)

浴感はキシキシ系かと思いきや、どちらかといえばスベスベ系だった。
湯のインプレッションはこれぐらいにして、この宿最大の売り、露天風呂へ。
露天風呂は1枚の写真では収めきれない規模だった。
まずは内湯の窓から見える部分。

女湯との壁からドバーっと2本、ジェット噴射的に湯が注がれている。
しかしこの露天の湯口王はここではなく、写真の右にある、湯滝だ。

このように造ったのであるが、沈着や温泉藻で見事な存在感となっている。
少し近づくとこんな感じ。

いやはや、相当な迫力、お見事!
この湯滝に向かって右を向くとこうなる。

広いのだ、ホントに。
奥の屋根の上に残る骨組みは、掘削櫓の跡であろうか。
もう少し進んで、見えてない右の部分を写すとこうなる。
屋根のある部分には、変わり湯の浴槽がある。

ショウガ風呂となっていた。
インプレッションは省略。
これらの規模がもう一つ、女湯にあるわけだ。
男湯と女湯は日替わりで交代するらしいので、宿泊すると両方入れることになる。
湯使いがキビシイことが多い京都府内の温泉施設でこのレベルの大規模ドバドバかけ流し、おそらくここだけではないか。
このエリアならマスト湯であろう。
久美浜温泉 「湯元館」
京都府京丹後市久美浜町平田1106-4
0772-83-1071
立寄り入浴料 600円のところ、まっとうな温泉手形で無料
<源泉:久美浜温泉(高温泉源)>
カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
51.2度
pH8.07
653リットル/分(掘削動力揚湯)
成分総計 4.916g/kg
<源泉:久美浜温泉(低温泉源)>
ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(低張性・弱アルカリ性・低温泉)
32度
pH7.97
88.8リットル/分(掘削動力揚湯)
成分総計 2.080g/kg
2源泉ブレンドで無色透明
ほぼ無臭
苦味と淡塩味あり
ややスベ感あり
完全かけ流し
2014年8月入湯
※数値はH15の分析表より




