
部屋数6室の家族経営の宿だが、建物は3棟ある。
写真の奥の建物がが本館の玄関。
西山温泉 「旅館 中の湯」

こじんまりしたロビーが落ち着く。
こちらを眺めながら、立寄りのシステムを聞いた。
立寄り入浴料は、本館だけなら500円。
別館を貸切使用なら800円。
源泉は3つあり、本館が「竹の湯」。
別館が「荒湯」と「中の湯」。
手形は1スタンプ500円分なので、全部入るなら手形のほか800円かかる。
迷うところだが、今回は別館を選択した。
再訪の湯友一人は本館へ。
残りの三人で別館へ移動。

失礼ながら家族経営の宿の別館としては、なかなかに立派な建物だ。
思わず半顔到着写真を撮り直した

誰もいない広い玄関にあがって見回す。
清潔感も申し分ない。
昭和26年の古い分析表が掲げてあった。

その他の新しい分析表も平成5年と古い。
これは数値はあまり参考にできないかも。

その浴槽の佇まいに思わず「お~」って声を上げてしまった
10人は楽に入れそうな浴槽と、広い洗い場。
窓は大きく採光も十分で、風格さえ漂う浴場だ。

こちらの浴槽に注がれるのは自家源泉の「中の湯」。
浴槽内でやや白っぽくささ濁っている。
平成5年の分析表では源泉温度67.2度の塩化物泉。
宿のHPでは源泉温度が98.9度の含硫黄-ナトリウム-塩化物温泉。
後者が現在の源泉であろう。
平成5年のものは数値がずいぶん違うと思われるためこのブログでは不採用。

焦げ硫黄臭と仄かなアブラ臭がある。
淡いアブラ風味と、タマゴ味に塩ダシ味。
西山温泉のお馴染みのテイスト
湯口の向こうに見える緑のホースは水であった…源泉温度があまりに高いので仕方なく加水しているのであろう。
そして湯口の樋を埋める白い湯の花は、もちろん浴槽にも多量に舞っていた。

デロ~ンとした大型の湯の花も多い
入っている間だけでも加水を止め、より濃い源泉を投入。

光線によりいくぶん青っぽく見えるのは、メタケイの数値がかなり多いのかもしれない…気のせいかもしれないが(^_^;)
スベスベ感もしっかりある。
総計は5~6g/kgぐらいであろうか。
「滝の湯」よりは「下の湯」に近い感じだ。
この浴槽だけでも十分に満足なのだが、露天風呂は別源泉なのでもちろんいただく。

こちらはこちらで岩作りのやはり立派な浴槽である。
注がれる源泉「荒湯」は平成5年の分析表だと源泉温度54度で総計2.34g/kgの塩化物泉になっているので、これは枯れたと思われる旧源泉のこと。
実際は81.8度の含硫黄-ナトリウム-塩化物温泉の新しい「荒湯」が引かれている。

湯口にはやはり白い湯の花がこびりついて存在感を出している。
源泉はこの湯口からだけでなく、底からも出ていた。

真ん中の岩の向こうに湯紋が見えるであろうか。
浴槽内は温泉藻がかなり生えており、野湯っぽいぬるぬる感があった…これは評価が分かれるだろう。
湯自体の印象は同じ源泉の「旅館 滝の湯」の男湯とほぼ同じなので割愛。

やはり独自源泉の内湯浴槽の方が、加水されていたにしても好きかな。
と言うわけで、最後に内湯で仲間と撮影。

本館「杉の湯」に入った仲間からなかなかよいと聞いたので、次回はそちらに立寄ろう。
次は「旅館 新湯」にはフラれたため、もう一つの宿へ。
それにしても「新湯」に立寄るにはどうしたらよいのか…行ってもダメ、別の日に電話してもダメ。
しかも独自源泉は女湯なので、そちらに入りたいのだが…。
西山温泉 「旅館 中の湯」
福島県河沼郡柳津町砂子原字長窪884



