まず向かったのが、つり橋の向こうでひっそりと佇む西山温泉「下ノ湯」。
西山温泉の中でも自家源泉の至宝の1湯の一つである。

こちらはフラれることも多いと聞くが、お母さんがおられたため入浴が叶った。
西山温泉 「下ノ湯」

温泉施設に立寄るというよりかは、田舎のおばあちゃん家のお風呂に入りに行くような感じ
以前は旅館だったらしいが、今では完全に民家。
入浴料400円の支払いが何か不自然に感じる(払いたくないという意味で無く)f^_^;

居間を片目に廊下を進むと浴場があった。
お邪魔しま~すといった感じで中へ。

ちなみに浴場は一つなので、混浴と言えばそうだが、1グループの貸切制になるのか。
掲げられている成分表はずいぶんと古そうだ。

あ、しっかり平成21年の分析表もあったのでほぼ現在の数値も把握できた。
さて、浴場内へ。

シンプルな浴槽は真ん中で2つに区切られている。
手前の浴槽へのみ源泉が注がれ、敷居の一部切れ目から奥の浴槽へ流れ込む、オーバーフローを溜めて冷ます方式だ。

こちらの写真だとその切れ目が分かりやすい。
なぜそんなことをするかというと、注がれる源泉が激熱なのである。
源泉温度75.1度。
一時期温度がかなり下がったそうだが、いまやこの温度まで上がったらしい。
泉質はさておき、さてこれをどう攻略するか。
湯口で一度冷ます構造になっており、実際はそこまでの温度はないが、浴槽レベルでもとてもじゃないが入れる温度ではない。
つまり手前の浴槽は入るためではなく、冷ますためにあるようなものだ
この入れない手前の浴槽、湯はほぼ透明なのだが、白っぽく見えるのは大量の湯の花。

すると青白くささ濁り状態になり、さらに浴欲はそそるのだが…。
それでもどうしても50度は切ってくれなかった(;^_^A
泉質によっては入れるかもしれないが、この日は誰も入ることができず。
もうちょっとなんだけどな(^_^;)
諦めて奥の低温浴槽に入ろう。

こちらは湯の花も少なめで、色はやはりほぼ透明。
源泉「下ノ湯」は総計4.61g/kgの含硫黄-ナトリウム-塩化物泉。
この冷まし方式で加水なしの完全かけ流しにて使用している。
自然湧出で3.35リットル/分しかない湧出量なのに、何とも素晴らしい

特徴的なのはその芳しい焦げ硫黄臭
さらに仄かなアブラ臭もある。
淡いタマゴ味、淡い塩味とダシ味、仄かなアブラ味も。
実に魅力たっぷりの源泉だ。
ちなみに総硫黄は水硫イオン0.8㎎+チオ硫酸イオン2.6mg+遊離硫化水素1.5mgで計4.9mg。
入ってないときの静かなオーバーフローは、脱衣場側の一角から。
pHは6.8だが、硫黄泉らしいスベスベ感が心地よい。
雰囲気、湯の新鮮さ・湯使い・香り・味・浴感ともどれも極上なレベルであり、満足であった。
ご覧の通り狭い浴槽だが、恒例の4ショットを。

ちなみに誰か一人浴槽から出ると、湯が減った量だけ自動的に激熱源泉が隣の浴槽から流れ込む仕組みになっており、その都度アチイアチイと大騒ぎをしたとさ
西山温泉 「下ノ湯」
福島県河沼郡柳津町五畳敷字下ノ湯44





