まずは大雪で難儀されてらっしゃる皆さま、お見舞い申し上げます。
一息つけてよい湯に入れますように。
さて、12月の長野の湯巡り、続き。
びんぐし湯さん館の後はお馴染み戸倉上山田温泉方面へ。
ちょうど空腹だったんだけど、このエリアに来るとついつい寄ってしまうのが「くるまやラーメン戸倉店」。
チェーン店ではあるが、戸倉店はフランチャイズではなく、看板にあるように直営。
直営はなかなかイケる場合があるのだ
注文は今回も味噌チャーシュー。
ニンニクとショウガが効いていて、普通に美味しい味噌ラーメン。
腹がくちたら、戸倉上山田温泉へ突入。
千曲川沿いにアーチがあるのが戸倉メリーランド白鳥園。
その広い敷地に、いざ。
戸倉メリーランド白鳥園
元々こちらは昭和天皇も訪れた由緒あるホテルであったが、ホテルはすでに廃業している。
その後は千曲市直営の日帰り施設として営業を続けてきた。
しかし、それも2014年3月いっぱいでクローズしてしまうのである
浴場は相当に広い。
ここまで広くする必要があるのかというぐらいに広い。
メインの浴槽も数十人が一度に入れるぐらいに広い。
湯気でよくわからないので千曲市観光協会のサイトから写真を拝借。
湧出量は380リットル/分あるからなのだろうが、源泉温度は35度。
よって加温しており、そのため循環併用のかけ流しとなっている。
湯口からは循環の湯ではなく、新鮮な源泉が投入されている。
ほぼ無色透明、pH8.9のアルカリ性単純温泉。
総計は0.45gほど、硫化水素イオンが1.9mgで総硫黄でもわずかに足りず、単純硫黄泉にはならないが、淡い硫化水素臭と淡いタマゴ味がするのは戸倉の湯だ。
塩素消毒ありになっていたが、感じることはほとんどなかった。
メインの大浴場の前には小さな(それでも十分な広さの)浴槽があり、ブクブク湯だったのが、ブクブクが故障しているのか普通の浴槽だった。
ぼく的にはそれで十分。
こちらも加温はしているがオーバーフローはしっかりあった。
この小さなタイルがいいねぇ
人もそれなりにいたので、独り占めできそうだった露天に移動。
こちらは大浴場に比べればずいぶんと小さいが、それでも10人近くは入れそうだ。
源泉は同じく白鳥園第一号源泉。
やはり加温しているがかけ流しで使用されている。
投入量はそれほど多くはないが、湯がへたるほどではない。
スベスベ感もしっかり感じられた。
そして湯口の近くだと、多くはないが泡付きもあった
戸倉上山田の湯で一つ選べと言われたらここではないけれども、自家源泉だし昭和の大浴場感がそのまま味わえる貴重な湯であることは間違いない。
3/31にクローズした後は別の施設ができるようだが、この雰囲気は味わっておく価値ありかと
未湯の方は急ぎましょう!
戸倉メリーランド白鳥園
長野県千曲市戸倉2259-1
026-275-0400
入浴料 500円
<源泉:新戸倉温泉16号 白鳥園第一号源泉>
アルカリ性単純温泉(低張性・アルカリ性・温泉)
44.1度
pH8.8
成分総計 0.4574g/kg
ほぼ無色透明
淡い硫化水素臭あり
淡いタマゴ味あり
スベスベ感あり
露天風呂の湯口近くで泡付きあり
加温循環併用かけ流し
2013年12月入湯
※数値はH18の分析表より