湯の華銭湯 瑞祥 上山田本館 | 温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷

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サックスやフルートを吹くテディ熊谷のブログです。基本的に自分の忘備録の為の温泉日記が中心です。参考になれば幸いですが知識を張合うつもりはありません。酒&食話、もちろん音楽も取上げます♪ ※各投稿内容は訪問年月を確認願います。情報が古くなっている可能性あり。

メリーランド白鳥園の後に向かったのは、2つの源泉が楽しめる立寄り施設「瑞祥」。
瑞祥」は松本店もあり、こちらの上山田本館から湯を運んでいるという。

戸倉上山田温泉の立寄り施設で2つの源泉が楽しめるところは「かめ乃湯」が有名だが、あちらが350円に対してこちらは650円するため未湯であった(^^ゞ


湯の華銭湯 瑞祥 上山田本館


 



オープンは1999年とのことだから、まだ新しい方だろう。
入口の脇には源泉が飲める飲泉所がある。

 



2つの源泉の内、どちらかチェックするのを忘れた。
いずれにせよ、インプレッションは浴槽で。

まずは内湯エリア。
巨石が並べられている、何ともインパクトのある浴槽だ。

 


こちらで使用されている源泉は千曲温泉1号~4号の混合泉
源泉温度43.3度単純硫黄温泉を、加温してかけ流している。

湯が青く見えるがこれは浴槽の色によるもので、湯自体はわずかなささ濁りはある程度の透明
 


奥の湯口にはコップが置いてあり、飲泉を促す。
仄かな硫化水素臭があり、淡いタマゴ味がする。
総硫黄は3.5mg程度で総計は0.39gと軽めの硫黄泉だ。

 


pH8.7のアルカリ性で、硫黄泉らしいスベスベ感がある。
入り飽きしない、心地よい湯だ


違う源泉を引いている露天風呂に移動。
思わずその湯の色に目を見張った
(@_@)
 


青味がかった美しい乳白色
戸倉上山田の湯は透明かややグリーン系のイメージだが、この青味は珍しい。
源泉は城山1号~3号の混合泉

この青系はどの成分から来ているのだろうか。
よくメタケイ酸の数値が高いと青くなるという。
たとえば青い湯で有名な別府「いちのいで会館」の湯は確か500mgオーバーだ。
そこまで青くないが、しかしこの源泉のメタケイ酸は58.6mgとごく普通の値。
ちなみに総硫黄は8mg弱である。
結局勉強不足でわからずじまい
(^^ゞ
 


湯口には硫黄泉らしい沈着が見受けられうが、この石に特徴があるらしい。
麦飯石(ばくはんせき)という薬石で、ミネラル分が多く溶け出すとのこと。
まさかこの石のおかげで青味を帯びてたりして…それはないか


源泉は淡い硫化水素臭があり、淡いタマゴ味がする。
源泉温度は44.8度単純硫黄温泉
こちらの総計は0.6gちょいだ。
やはり加温してのかけ流しである。

 


こちらはpH8.3弱アルカリ性だが、やはりスベスベ感があり、湯が何ともやわらかい
香りも湯ざわりも心地よく、ずっと入っていたくなる湯であった。

露天風呂には他に透明の湯が投じられている浴槽があり、また別源泉かと思いきやそれは温泉ではなかったため、一応写真だけ。

 

 



戸倉上山田温泉の立寄り湯としては料金が高いが、満足度はしっかりあった。
特に露天風呂は湯好きには必湯と思われる。

 

 


 

湯の華銭湯 瑞祥 上山田本館


長野県千曲市上山田温泉2-18-8
026-275-4321

入浴料 650円

 

内湯:<源泉:千曲温泉1号~4号の混合泉>
単純硫黄温泉(アルカリ性・低張性・高温泉)
43.3度
pH8.7
成分総計 0.390g/kg
ほぼ無色で僅かにささ濁り
仄かな硫化水素臭あり
淡いタマゴ味あり

スベスベ感あり
加温かけ流し

露天風呂:
<源泉:城山1号~3号の混合泉>
単純硫黄温泉(弱アルカリ性・低張性・高温泉)
44.8度
pH8.3
成分総計 0.6135g/kg
青白く濁りあり
仄かな硫化水素臭あり
淡いタマゴ味あり

スベスベ感あり
加温かけ流し


2013年12月入湯

※数値はH18・H21の分析表より