前の記事とは違い、今回は現役バリバリだった状態の櫓だ。
櫓の麓には生々しい掘削道具がところ狭しと転がっている。

通常、櫓付近まで行けても、ここまで近づくことはできない。
はい、今回は温泉掘削に成功し湧出したての源泉を、いわゆる「鉄箱」にて入湯できるという貴重な機会をいただくことができたのである。
情報提供をいただいたKさん、感謝です!m(_ _ )m
とある夏の1日だけの限定開放だったのだが運良く訪れることができ、許可を得てこの生々しい掘削現場まで見学できた。
さらに施設の関係者(リゾート花湯の森)から、公にしてもよいという許可も得られたので正々堂々とブログアップさせてもらう![]()
場所は埼玉県深谷市。
現状で非温泉のスーパー銭湯「湯めぐり浪漫館」がその現場だ。
なお源泉の名称はまだ仮称で、とりあえず地名より国済寺温泉となっているが、営業時には変わっているかもしれない。
国済寺温泉(仮称)「湯めぐり浪漫館」
ちなみに掘削深度は1134.5m。
ここから1km以上地下ってやっぱりちょっと想像できない(^^ゞ
そこから揚湯された源泉はバキュームカーのホースみたいな太いヤツ(^o^;)で、無骨な鉄の箱に無造作に投入されていた。
上の写真の右の箱が、この日の極上浴槽![]()
小さく見えるが4人ぐらいなら入れる楽に広さだ(実際4人で入った)。
湯の色はやや濁りの白灰緑色
ぼくの後に時間差で訪れたあのG氏はオリーブ色と表現されたようで、うぅむさすがだ、以後いただき~φ(.. )
湯口から投入される様子を別角度から。
…と言っても浴槽内に投じられていた。
そのそばにはかわいらしい温度計が浮かんでいる。
源泉温度は34度。
蒸し暑かったこの日には何とも心地よい温度![]()

はい、待てずにもう入ってます![]()
ちなみにオーバーフローは反対側の穴から豪快に放出。
湧出量は180リットル/分とのこと。
指摘するまでもなく、当たり前の完全かけ流し![]()
源泉は微硫化水素臭、微金気臭があり、微タマゴ味と微塩味、微鉄味がするという、繊細ながらなかなか複雑な風味
総計はそれほど多くないと推測した。
後日、分析結果を教えていただき、総計0.674gの単純温泉とのこと。
風味もさることながら超新鮮な源泉で特筆すべきは、その激泡。

やや濁りの大半は微細な泡と思われる。
遊離炭酸は27.4mg程度なのだが、やはり湧出・揚湯直後はここまで泡があるのだ。
まあ炭酸だけの泡ではないだろうが。
浴感自体もしっかりとしたスベスベ感があり、炭酸水素イオン(重曹)の値もそこそこあるはずと入浴者の中で意見が一致したのだが、実際に総計の2/3近くを占める410mgほどあったようだ。
スベスベ&激泡ニュルプチ…自ずとドヤ顔になってしまった![]()
この繊細ながら個性のある湯を実際の浴槽でどこまで生かせているか。いわゆる「生源泉」浴槽はぜひとも確保していただきたい。期待を込めて、2014年のオープンを待ちたい。
最後にもう1枚、源泉直浴び入浴の図。
このありがたい貴重な体験で、今後の温泉道における一つの礎が築けた気がしたかも。
国済寺温泉(仮称)「湯めぐり浪漫館」
埼玉県深谷市国済寺510-1
048-571-8888
<源泉:国済寺温泉(仮称)>
単純温泉(低張性・中性・温泉)
34.2度
pH7.4
成分総計 0.674
180リットル/分
白灰緑色やや濁り
微硫化水素臭、微金気臭あり
微タマゴ味、微鉄味、微塩味あり
大量の泡付きあり
スベスベ感あり>
鉄箱完全かけ流し
2013年7月入湯(天然温泉施設のオープンは2014年初春予定)
※数値はH25の分析表より

