「さっさきの湯 」に続き向かったのは、旧氷見グランドホテルマイアミ。
現在は「氷見温泉郷 くつろぎの宿 うみあかり」という名前になっている。
ロケーションは道路はさんですぐ海。
部屋は絶景のオーシャンビューであろう。
石碑にあるように、氷見温泉郷の中の岩井戸温泉の元湯となっているのがこの宿。
ただし日帰り客はこの本館の浴場では入浴できない。
別に「潮の香亭」という日帰り用施設があり、そちらで入ることになる。
なお、本館と源泉が同じかどうかは不明。
本館を横目にさらに敷地内の坂を上ると、おお、温泉マークが
ここが源泉湧出場所なのかはよくわからなかったが、源泉を管理している施設のようだ。
さらに道をはさんで左側には気になる流れが。
この泡々で激しく流れるものは源泉なのか…手をつけると凄く冷たい。
雪解け水のような温度だ。
少なくともここで使用している源泉とは無関係だった。
前置きが長くなったが、それではいざ、「潮の香亭」へ。
氷見岩井戸温泉「潮の香亭」
ホテル本館とは完全に離れた施設。
入浴料は500円。
自由に使える大広間もあり、売店もあった。
さっそく浴室へ。
先客は少なそうだ。
木の香りも清々しい中、大きな岩風呂が1つ。
そこにたっぷりと岩井戸温泉2号井が注がれている。
源泉温度56.8度のナトリウム-塩化物泉。
成分総計が8g強ある等張性の弱アルカリ性の湯だ。
源泉温度がなかなか高いため、夏季は加水しているとのこと。
しかしかけ流しで使用している。
ごく僅かなアブラ臭、仄かなゴム臭を感じ、塩味がする。
湯は白緑色にやや濁り。
なかなか美しい色だ。
浴槽の写真をもう1枚。
あまり変わり映えしないかな(^^ゞ
220リットル/分の湧出量があるためこのぐらいの浴槽でも余裕な感じなのだろう。
浴感はスベキシ感。
スベが8でキシが2ぐらいか。
色以外はそれほど個性は強くないものの、貴重な等張性の湯である。
宿の前がすぐ海というロケーションもあってお客は多そうだ。
この際、しっかりした湯に存分に浸かり、大広間でゴロゴロしながら長居するのもよさそうだ。
ぼくはさっさと次の湯に行ってしまったが
氷見岩井戸温泉「潮の香亭」
富山県氷見市宇和10-1
0766-74-6100
入浴料 500円
<源泉:岩井戸温泉2号井>
ナトリウム-塩化物泉(等張性・弱アルカリ性・高温泉)
56.8度
pH8.22
成分総計 8.03g/kg
220リットル/分
掘削・動力揚湯・120m引湯
微々アブラ臭、微ゴム臭あり
塩味あり
白緑ややささ濁り
スベキシ感あり
かけ流し(夏季のみ加水)
塩素インだが目立たず
2013年6月入湯