大沢温泉 を豊沢川沿いにしばらく遡ると鉛温泉に至る。
宿は藤三旅館の一軒のみ(新鉛温泉は別)。
600年前が開湯だそうだ。
この日(2012.10.19)の宿はこの藤三旅館である。
宿の開業は1876年。
木造三階建・総けやき造りの堂々たる旅館だ。
普通の旅館として営業している本館・別館の他、しっかり湯治部もある。
もちろん自炊もでき、3000円台から宿泊できる。
ちなみに湯治部は藤三旅館と名乗らず、「鉛温泉湯治部」と名乗っている。
今回はぼくと同行者で旅館の本館に宿泊した。
もちろん一泊二食付き。
某クーポンで半額だったのだが![]()
鉛温泉「藤三旅館」
こざっぱりした首タオル面は、旅館到着時ではなく、一度チェックインした後に大沢温泉に行った帰りの写真だからだ![]()
こちらの宿はやはりその建物についてある程度触れておきたい。
この玄関の庇部分は唐破風と言うのだろうか、なかなか重厚な造りである。
通された部屋を廊下の窓から見た図。
なかなか素敵じゃないか![]()
ちなみに部屋はこんな感じ。
広々として回廊もあり、居心地がよかった。
下に見えるのは豊沢川。
この日の運転を終え、岩手の地酒、「雪っこ」を飲みつつ、風呂前にまったり![]()
これ、とても気に入りました。
この「雪っこ」、東日本大震災で大きな被害を受けた大船渡の蔵「酔仙」の季節ものラインナップ。
復興の様子をTVのドキュメントでも見たけど、本当に地元の方に愛されている酒だ。
さて、肝心の温泉へ向かおう。
藤三旅館には5つの浴場がある。
曰く「白猿の湯」「桂の湯」「河鹿の湯」「白糸の湯」「銀の湯」。
サイトでは源泉も5つとなっていたが、分析表とにらめっこした結果、源泉名は3つ。
浴場名とかぶるが、「白猿の湯」「桂の湯」「下の湯」である。
これらの源泉を単独で使ったりブレンドしたりした結果、それぞれ違う湯となっているわけだ。
そしてすべての湯が加水・加温・循環・消毒なしの完全かけ流し。
浴場は混浴だったり時間帯によって細かく男女に分かれている。
詳しくはこちら を。
とにかく素敵な湯たちを観察しながらしっかり全部味わうには、立寄りではほぼ無理と言えよう![]()
さて、藤三旅館を全国的に有名にしているのが、新日本百名湯にも選ばれている「白猿の湯」であろう。
600年ほど前、温泉主である藤井家の遠祖が高倉山麓で木こりをしている際に岩窟から出てきた一匹の白猿が、桂の木の根元から湧き出る泉で手足の傷を癒しているのを見て、温泉の湧出であることを知り、一族が天然風呂として用いたのが始まりと言う(パンフより)。
現在は深さ1.25mの立って入る浴槽で、温泉フリーク的には自噴の足元湧出湯として知られている。
この湯には都合3回は入っただろうか。
まずはここから観察レポートを。
…と思ったが、長くなってきたので次回へ![]()
鉛温泉「藤三旅館」
岩手県花巻市鉛字中平75-1
0198-25-2311
一泊二食付15500円のプランを某クーポンで半額にて利用
(温泉情報は次回に)






