鳴子温泉の「たまごや
」さんがあまりに居心地がよく話が弾み、気がついたらなかなかよいお時間![]()
この後ふつうに立寄れる湯は2つの共同湯となる。
「滝の湯」はなんとなく朝に入りたいイメージだったので、向かったのは鳴子温泉郷の中でも異彩を放つモダンな黄色い建物の「早稲田桟敷湯」。
共同湯と言うよりまるで美術館のようだ。
鳴子・早稲田桟敷湯
ドーンとした看板がないのもモダンなデザイン![]()
この共同湯は元々、昭和23年に早稲田大学の学生がボーリング実習で掘った湯でもって「早稲田湯」として開業された。
慣れないボーリング作業に汗を流す学生に地元の人の応援が日々集まり、できた共同湯もずっと愛されてきたのである。
平成10年にやはり早稲田大学の建築学科教授のデザインにより今の建物に改装。
鄙び系も好きだがデザイン系も嫌いでないのでワクワクして中に入った![]()
入浴料金530円だが湯めぐりチケット2枚でOK。
受付から浴場の入口を見たらこんな感じだ。
広々とした上に、やはり美術館のような浴場入口!
何かオシャレして暖簾をくぐりたくなる![]()
脱衣場も広い。
湯上りの人がいたため撮影はできなかった。
でも浴場はまた独り占め!
例によって写真がブレててすいません。
ちょっと広さが伝わりにくいけど、向かって左が熱めの湯。
広い方の浴槽がぬる目というか適温の湯。
全部で20人ぐらいは入れそう。
振り返った洗い場も広い。
湯の成分が成分だけに、浴室は少し傷みかけているものの、キレイに保持されている方だろう。
その湯は含硫黄-ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉。
鳴子の源泉が集まる下地獄の1・2・5・6・9・12・13・14号泉と東北大学鳴子分院1・2・4号泉の混合泉となっている。
源泉温度は85.6度あり、これを熱交換で約60度の下げてから、加水して温度調整している。
攪拌のために一部循環しているがろ過はせず、湯自体はかけ流し。
ちなみにこの上の写真が湯口である。
壁の奥から出てきた湯は、湯の花が樋の底にたまり、その上澄みが浴槽に落ち込む構造になっている。
そのたまった湯の花のアップがこれ。
白くて美しいのがぎっしり。
もちろん浴槽にもこぼれ出るため、入浴中に舞う湯の花も楽しめる。
その湯はほぼ無色透明。
ごく僅かなアブラ臭と淡い硫化水素臭、仄かな塩味と淡いタマゴ味がある。
浴感には際立った特徴は見受けられなかった。
滝の湯が酸性なのに対してこちらはpH7.6と弱アルカリ性。
共同湯2つで泉質的にもちゃんと入りわけができるのもよいではないか![]()
オリジナルのグッズも積極的に販売していた。
桶と椅子のセットなんてのもあったな。
味わい深い木桶にはちゃんと刻印もあった。
こちら鳴子の湯としては特に印象深い湯ではないが、総合的に際立った特徴を持つ浴場として、ぼくは気に入った。
鳴子温泉「早稲田桟敷湯」
宮城県大崎市鳴子温泉新屋敷124-1
0229-83-4751
入浴料 530円(湯めぐりチケット2枚)
<市有下地獄1・2・5・6・9・12・13・14号泉と東北大学鳴子分院1・2・4号泉の混合泉>
含硫黄-ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉
(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
85.6度(熱交換で60度に下げた後に加水)
pH7.6
溶存物質 1.1697g/kg
ほぼ無色透明
ごく僅かなアブラ臭と淡い硫化水素臭あり
僅かな塩味と淡いタマゴ味あり
白い湯の花多い
加水・かけ流し(攪拌循環併用)








