Naturally Gushing二人の嬉野温泉初日の宿は、正直宿泊料金で選んだ「入船荘 」。
ただし大浴場の源泉への湯使いに頑張ってそうなのと、部屋のバスタブでかけ流しができる2点は大きなポイントだった。
嬉野温泉 「入船荘」
ず~っと車を駆りながら20時半頃にようやく到着。
埼玉から佐賀への車移動はやはり結構堪えた~
こちらの宿、素泊まりOK。
チェックインをして、さっそく界隈の位置関係などを教えてもらった。
向かったのがまずは食事でホルモン料理「白鳥」 、そして共同湯の「シーボルトの湯」 だったのは前述通り。
宿に戻ってきたのは23時を過ぎており、24時までの大浴場へ急いだ。
源泉は詳しく表記すると、嬉野温泉観光株式会社第4-3源泉。
泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉。
源泉温度は78.4度でpH7.54である。
この源泉を冷ました上に最低限の加水でもって100%に近い高濃度で浴槽に流し込んでいる。
循環はしているが、新湯もしっかり注がれており、オーバーフローもある。
無色透明で、少し藁っぽい香りがあり、微塩味があるのはシーボルトの湯 と似ている。
シーボルトの湯よりも少し甘味を感じるか。
塩素消毒もしているようだが全くといっていいほどわからない。
だが何より特徴的なのはその強力なニュルスベ感!
ここまでのニュルニュルスベスベの湯はかつてそんなに体験したことはない!
まるでビニールの膜を肌にあてがったような、ある意味特殊と言ってよいほどの浴感だ。
自分の経験値だと、ここまでのニュルスベを感じたのは和歌山の奥熊野温泉、宮城の中山平温泉、東京の河辺温泉 ぐらいか。
この後、自家源泉の宿を含めいくつか嬉野温泉の湯に入ったが、ニュルスベ感だけで言うと最強はここ、入船荘だった。
露天風呂もある。
浴感は大浴場の方がいいかも。
入船荘の魅力はこれらだけでなく、各部屋に給湯される温泉である。
タンクに貯湯されているものの、源泉をそのままかけ流しで味わえるのだ!
これだけ見ると、誰かの自宅の風呂のよう(昔のぼくんちもこんな感じ)だが、注がれる湯は至極の嬉野温泉の第4-3源泉。
カランを捻って20分ぐらいすると浴用に耐えるまで温度が上がってくる。
それを浴槽に注ぎ、もちろん溢れるまで待つ。
やったぁ、貴重な嬉野温泉かけ流し~!
見た目はしょぼいが、かけ流しはかけ流しだ~!
特殊マニアが喜ぶポリ浴槽には違いない
もちろんこちらもニュルスベしっかり!
翌朝もこのポリ浴槽かけ流しと大浴場、両方堪能しましたわ。
肌はスベスベ完全コーティング。
しかもポカポカ感が失われない。
これぞ美肌の湯の真骨頂。
結果的に大当たりの入船荘 。
値段もリーズナブルで場所もよく、そしてニュルスベ感はお墨付き!
嬉野温泉 「入船荘」
佐賀県嬉野市嬉野町下宿乙2330
0954-43-1230
宿泊料 素泊まり4000円(入湯税込み)
第4-3源泉
ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
78.4度
pH7.54
溶存物質1.663g/kg
炭酸水素イオン824.9mg
メタケイ酸148mg
80リットル/分
無色透明
仄かに藁のような香りあり
仄かな甘塩味
最小限の加水あり
循環・塩素消毒(ほとんど目立たず)
強力なニュルスベ感あり、肌に膜が張ったようになる
浴後はポカポカ感がずっと続く