2014/7/3   3回目:山洋道探訪・踏破
 50年前の木地山道路『山洋道』を探訪・踏破した。
 
 朝日連峰・祝瓶山の麓に昭和36年完成の木地山ダムがある。
 現在の道路(県道)はダム工事で野川沿いに造られた。それ以前に木地山から材木を運搬・搬出する目的で山合いに造られて車が通行した山洋道があり旧道に興味を持ちこの道の核心部・掘割から木地山ダムまで探訪・踏破した。

 

 山洋道地図(掘割~木地山・S33年測量)
 
今回探訪のGPS軌跡地図(広範囲)
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(狭い範囲)
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小沢の土管・・軌跡地図の通り今の県道より高い所をほぼ山地形に沿って道が造られたので支流(小沢)がいっぱいある。そこに丸太橋とか土管の残骸、石垣の跡が有る。
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時間短縮で掘割下から山洋道に取り付いた。今回は木地山の地理に詳しいKさんに依頼して同行して貰った。
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ショウキラン・・・珍しい花

 

※P4道迷い:赤石沢手前でテープ通り進めば良いものを思い込みで水平に進んでしまい、道跡が分らなくなり20分位探した。こういう時は今来た、はっきりする所に戻るのが正解で今回も戻って道跡に上がった。

 

P5:いくつもの尾根を巻いてここで初めて木地山ダムが見える。
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P7:小白布沢(P6)3本を越えて前回(2014/6/15)ラスト地に着いた。小白布沢より下り道になっていることが分かる。
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下り道・・道はh630から白布沢h500まで下る。
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沢崩れ
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ようやく白布沢が見えてきた。
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白布沢右岸は急斜面でガケ崩れもある。
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白布沢右岸の道跡
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P8:ここで白布沢を渡る。初めて見るこの沢は合地峰~柴倉山の鞍部h1062から流
れてくるが予想に反して沢が小さく水量も少ない
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野川(木地山ダム)に続く道
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沢沿いの平地のせいか草藪、トゲの草(イラクサ?)も多くて、うっかり手で触れない。ぶつかると足もチカチカする。
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いよいよ野川が近づいてきた。
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左:山洋道終端・・当時(ダム以前)は写真中央付近に木地山橋がかかり野川左岸(奥)に渡った。現在の林道が奥に見える。
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 満水時は湖岸の土は見えないので放流して水は減っている。
ここでKさんに休んで貰い一人で岸を巻きながら進んで初めて見る右岸からの風景、ダム堰堤などを見て写真に収めてきた。
 
 ★木地山ダム左岸の写真

・現在の県道は、正面の小屋~左の吹き付けの所を通る。

・道路沿いの小屋が見える。
・ダム堰堤と県の管理事務所
・大桶沢~管理事務所

 

 

 

 帰りは沢ルートで白布沢を上りダム湖近くで合流する小白布沢を見て山洋道に上がって昼食して帰った。
 Kさんは地形に詳しいので心強かった。遠い所しかもオラの要望を全部叶えて貰いありがとうございました。

 

★2014/6/17 ダム満水時の写真
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 ◎これで山洋道探訪は、ほぼ終わった。
残るは野川(ダム)左岸の道跡を探してみたい。それと赤石沢左岸の岩山尾根を上り P632~P5の道山洋道に出たい。ルート的には一番近く藪が薄い来春がいいな。

 

 ※木地山ダム右岸にはボートか、今回の4:30分の山洋道跡藪歩きかどちらかである。

 

 ◎コースタイム  行き=4:45  帰り=3:00
出発 7:00~P1:舟引沢 7:15~P2:2014/6/1ラスト地 7:40~P4:赤石沢(20分位道迷い)8:40~
P5:ダム遠望尾根 9:25~P6:小白布沢~P7:2014/6/15ラスト地 10:00~P8:白布沢 11:10~P9:山洋道終端(木地山ダム)11:45
 
 ★過去2回の探訪・リンク
3回目:今回で踏破
 
  おわり