木地山の山深くに延びる山洋道(50年前の車道)を探訪した。

 
軌跡地図
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舟引沢(左の沢)
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石積みと橋の跡
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藪道
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前回(6月1日)ラスト地
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ミズバショウ群生地
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かろうじて道跡が分かる。
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赤石沢・・・山に入っているのでどの沢も支流が何本かあり、水の多さまでは調べない。
※下からの沢登りでは水量違いを見極めながら沢を選ぶのが常。
雨の後だが澄んでいて森の力が分かる。何回か飲んで、このコースは水筒いらず。
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こんな道はルンルン気分
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木地山ダム・・・尾根に回り込んだら前方が開けている。もしや!、尾根を少し登ったら、もしや!が的中してダムが見えた。
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小屋二軒も見える。左、葉の脇で少し土が見えるのは中の沢先のカーブする所。
※右岸からダム湖を見たのは1995年、合地峰下山以来20年ぶり。
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小白布(白布沢支流)・・・昼近くなり濡れた体で疲れ気味なので、ここをラストとする。
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自然の摂理で沢沿いは橋・土もろとも流されている。
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立杭、丸太橋の残骸
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ここは3本の沢が並んでいる。最初の沢にザックを置き相棒に待って貰い下見をする。
3本の沢を越えてこの斜面に上がり道跡は続く。この先まで進んで見て、下りになるようだ。
 ※今までほぼ600の東高線沿いに来たがこの先、白布沢まで100mの下りになるのか?。
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 昼食・休憩して帰る。

強力なささ竹(根曲がり竹?)・・・今回コースでは1ケ所だけ、短い距離だが背丈を越すささ竹藪。
 西山新道はこれが多い。
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これも自然の摂理ですごいパワー
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橋の跡・ボルト
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ムシカリ
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アクセスルート・・・前回決めた県道(真ん中)に一番近いヒドから車に下る。帰りは早い。
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 コースタイム
行き:県道出発7:30~舟引沢8:05~前回の所9:10~赤石沢10:00~ダム見える尾根11:10~小白布12:00 下見  ※4:30
帰り:小白布出発12:50~前回の所14:30~県道・車15:20  ※2:30

 低気圧の移動が天気予報より送れているようで昨夜も断続的に雨、今朝も断続的に小雨が降る。
こんな時、朝から藪道に入り先の分からない古道を歩くのは気分的にいやだ。でも、いざ入ってみると先入気分より楽だ。

 藪に入って間もなく雨・雫で上から下から、更に上は体の汗で全身ずぶ濡れ。
もうこうなるとあきらめのような開き直りのようなムードになり藪を漕ぐ。
藪歩きは草・木の キケ(草木の樹液)で全身黒くなる。斜面では何回かスリップして転びそこはどろんこ。きたなくはないのだが最近のブランド山行?には不向きとなる。
シャツは水分で重くなり足はカッパで疲れてくるし雨の藪歩きはいいこと無し。

 廃道で50年も立つと車道でも沢筋、斜面の道形は無くなり、道を探しながらナタ目を付けて沢越えはテープを付けて、無事に帰れる道標を残しながら進む。

 時は12時、小白布沢の3本連続した沢で今回はお開きにして、食事して帰った。
相棒の梅さんに沢沿いで待って貰い、オラ一人で連続した沢を越えてその先の道跡を確認した。
道形は分かり下り坂になるようだ。

 いせたけて昼頃より太陽が出てきて良い天気、暑くなってきた。

 山洋道は50年前、西山新道は150年前、山洋道は歴史も浅く車道で道幅も広いしルートを探し易いし、藪密度も薄い。道幅が広いので藪の薄い所を狙って歩ける。這いつくばってくぐり抜ける場面が少ない。強力なささ竹藪が少ない。道跡の標高は約600mで尾根を割ること無く、山地形そのままを行く。
 ※以上のような要因より総合的には、西山新道探訪より格段に楽チン。

 毎度のことだがカメラ・メモ取り・GPSを使うので、軍手はほとんどかけない。
すると決まって翌日、手・腕のすり傷でチカチカの痛みが出る。今回もまさにそうだ。


 最後に・・・出来れば来春に再探訪したい。