ならば主権者が正そう 裏金事件と政治の不全
●リンク先・・・【2024年6月22日/中日新聞/社説】
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— ハイパー有明 (@FJEzaWEIntOhpqB) June 21, 2024
自民党の裏金事件を受けての裏金国会が、事実上閉会した。
それを見ていた感想としては、明らかな生煮え状態としか言いようがない。
一番の理由としては、政治資金規正法の改正で、改正案の状態からして到底納得できるものではなかった。
ザルにザルを重ねただけで、多くの課題を先送りにしただけで、何も対策を講じなかった。
しかも、不祥事を起こしたものが主導していることも納得できない一つである。
そして岸田首相は、記者会見で政治資金規正法改正の際、公明党や日本維新の会の主張を取り入れたことに対し、『自民党を守るため』と発言している。
となれば膿を出すのが目的ではなく、臭いものにフタをし続けるという姿勢が明らかで、今国会で成立した改正政治資金規正法も、実効性はおろか信頼そのものができない代物である。
そして国会会期末直前の、維新の大どんでん返しだ。
日本維新の会は、調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費:文通費)の使途の公開を提案し、一旦は自民党もその協議に応じる姿勢を見せた。
そのため維新としても衆議院では賛成に回ったものの、衆議院を通過したところで自民党は旧文通費の使途の公開などに関し、競技やの法改正は時間がないなどとして渋りだして見せた。
そのために維新派激高し、参議院では改正案に反対することに方向転換をする事態となった。
この件ではどこまでがどうなのかは、素人には計り知れないものがあるのかもしれないが、素人目にも自民党のやり方に卑怯さを覚えるのは明らかだ。
自身の意思を通すために、敵を欺き味方につけたかのような行いで、頃合いを見ての掌返し。
それも手腕のうちの一つだと言われれば、それまでなのかもしれないが、納得のいかないことばかりであるのは事実だ。
そして秋には自民党総裁選が予定されており、現段階では岸田首相も出馬の意思があるようで、再選を目指していると報じられている。
イチ国民の私たちにしてみれば、直接の投票権はないものの、私たちが選んだ人が投じる票により決まる選挙である。
今回の自民党の裏金問題を見た自民党の若手や無派閥の所属議員の目に、今回の裏金問題の一件が、どう映っていたののだろうか
特に若手の所属議員にしてみれば、自身が背負う看板に泥を塗られたも同然である。
今回の裏金問題では、当事者と推定される重鎮議員ばかりが目立ち、若手議員の発言はほぼカットされてきた。
そんな若手の所属議員の真を問うことになる、自民党の総裁選。
結果を見るまでは不明な点ばかりで、若手を信じるに値するかどうかでさえ不明ではある。
若手の所属議員の中に、たとえちっぽけでも改革の思いがあるのであれば、その意思で動く若手を見てみたいと思うのも事実だ。
自民党が、政治家が変われるかどうかは、この夏の行動にて、秋に結果が出るのであろう。
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