春闘の賃上げ 非正規を置き去りとは
●リンク先・・・【2024年5月17日/中日新聞/社説】
春闘の賃上げ 非正規を置き去りとは:中日新聞Web https://t.co/jMOBnVHVh8
— ハイパー有明 (@FJEzaWEIntOhpqB) May 17, 2024
今年も賃上げはまずまずな結果になった・・・かのように見えたが、労働者の約四割を占める非正規雇用にまで広がることがなかったようだ。
以前のブログで、<賃上げが、拡大と継続が大事>と書いたが、どうにもその動きは鈍かったようである。
どうやら非正規雇用労働者が、すべての働く人たちにとっての調整弁にされてしまっているようでもある。
その原因を途に除き、働く人にとっての安心につながるようにしなければならない。
その一つとして、労働組合の存在もカギとなる。
正規雇用の人にとっては労働組合が結成され、労働環境や賃金の交渉などを行いことが認められている。
しかし、非正規雇用の労働者は、労働組合のような団体を結成してこなかった。
そのため、賃金にしても労働環境にしても、そのほとんどが雇用者の言いなりにならざるを得なかった。
すべてのことに対しての反論や交渉ができないまま、言いなりになるしかない雰囲気が作り上げられてしまった。
最近でこそ、そうしたことを打破しようと、一部で非正規雇用者向けの労働組合の結成などが報じられてはいるが、その数などは十分ではなく、行き届いていない現状もある。
非正規労働者も、同じ働く仲間である。
正規と非正規という分類がされ、その格差も広がっていくばかりである。
しかも、その格差が不満のはけ口にさえ利用されてしまっている節もある。
同じ働く仲間で、そうした差別があってよいはずがない。
早急に改善がなされ、格差の解消に動くべきである。