性犯罪歴チェック、塾や認可外保育園は対象外… 賛成派も慎重派も懸念する「日本版DBS」法案が審議入り
●リンク先・・・【2024年5月9日/東京新聞/政治面】
性犯罪歴チェック、塾や認可外保育園は対象外… 賛成派も慎重派も懸念する「日本版DBS」法案が審議入り:東京新聞 TOKYO Web https://t.co/FYArErKLAs
— ハイパー有明 (@FJEzaWEIntOhpqB) May 10, 2024
性犯罪歴をチェックする目的に創設されようとしている、日本版DBSは、果たして使い物になるんでしょうか。
もちろん、それなりの効果をもたらすとは思われるが、かなりの抜け穴も存在しているように感じるのも事実だ。
チェックの方法などは、今後さらに詰められていくのだとは思うが、引用した記事にもあるように、認可外保育園などを対象外とするのはなぜなのだろうか。
そしてこれは、以前のブログでも書いてはいるが、同姓同名への対応や、故意に名前を変えたものへの対応なども協議しておく必要があると思う。
同姓同名に至っては、地域が違っている場合や年代の違いなどもあったり、結婚や離婚、養子縁組などで姓名が変わるなどの恐れもある。
そして、今回は性犯罪歴の紹介としているが、<なぜ、性犯罪歴だけ>なのかの説明も必要だ。
あっ、誤解してほしくはないのが、性犯罪は卑劣で、体だけでなく、心をも殺す犯罪と言われていることは知っている。
なので、性犯罪歴のある人を庇いたいわけではなく、体罰などで刑法犯として検挙されたりした人も対象とすべきではないかとの疑問を感じたのだ。
そして、さらに協議を重ねておく必要があるのは、いつまで遡っていくかだ。
極端なことを言えば、一八歳や一九歳で検挙された人が、五〇歳の時のチェックではじかれるのは合法なのかということだ。
制度を設計する以上、最高なものをつくり運用していくのが望ましいが、これまでの日本の事例などを見ていると、よいものになりそうな気がしないのも事実だ。
消えた年金やマイナンバーの紐づけミスなどのように、人員的なミスで、ありもしない事例で損害を被る人が出ないとも限らない。
皆が安心して利用できるものにするためにも、いろんな事例を研究指定、協議をしていくことが重要となる。