惟新伝心〜島津雨〜 | 熊本城おもてなし武将隊武録ー雲外蒼天ー

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島津義弘である。皆の衆、息災であろうか。

先日、我ら島津の領国薩摩・大隈・日向は梅雨入りした模様との報せを聞いた。例年より遅めの梅雨入り。熊本も今週あたりには梅雨入りしそうじゃな。

これから日ノ本は雨が多くなる季節。
日々の暮らしの中でも、観光客にとっても、雨に対しては不快な気持ちを抱く者の方が多いのではなかろうか。

無論、雨が降ると演舞が中止になったり、装束や足袋・刀が濡れてしまうなど、我らにとっても不都合なことも多い。

しかし鹿児島には「島津雨」という言葉があり、雨は吉兆の証、つまりは"縁起の良いこと"とされておるのを知っておるか?


わしの御先祖様、島津家初代の島津忠久公が誕生なされた日は大雨が降る日であったことが由来とされており、今でも薩摩の民は、結婚式や入学式などのめでたき日に雨が降ると「今日は島津雨にも恵まれて良い日ですね」などと言ったりするのじゃ。

雨が降って気持ちが曇りがちなときは




「島津雨」という言葉と、わしのことを思い出してくれ‼︎


では本日はこれにて。
皆の衆、明日もよき一日に。


島津義弘