熊本城おもてなし武将隊武録ー雲外蒼天ー

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熊本城おもてなし武将隊公式ブログ

島津義弘である。
皆の衆、息災であろうか。



『加藤清正公生誕祭〜熊本城築城までの噺〜』開催まであと二日!

我ら七名は公務のあとの時間を使い、皆で準備・稽古をすすめており、それも最終段階、最後の仕上げに取り掛かっておる。


…流石は歴戦の猛者たち。稽古は限られた時間であったのに、用意された台詞は既に完璧に頭に入れ、独自の「あどりぶ」まで組み込んでおり、もはやわしの構想を遥かに超えた面白い芝居になっておると思う!

あとは皆に見てもらうことで、この芝居は完成となる。


加藤清正公の生誕日を記念して行う此度の芝居、絶対に見て欲しい!


皆の衆、わくわく座で待っておるぞ!


では本日はこれにて。
皆の衆、明日もよき一日に。


島津義弘
八十のいろは帖を開いていただき
有難うござりまする。

本日は一日、照りつける陽光に生温い湿度の高い空気が合わさり、急な猛暑が始まって参りました。
いまだ梅雨が明けた訳ではござらぬそうじゃが、急な夏がやって参ったようじゃ。とうとう来たか、夏。




今年は、比較的過ごしやすい初夏の気候が続いておったため、急な暑さに体調も崩しやすくなりまする。今週末には、わが父加藤清正公の生誕祭もござりまする故、体調管理に何卒気を付けて過ごしてくださりませ!

今週土曜日午前十時より、わくわく座二階ものがたり御殿にて。
熊本城おもてなし武将隊全員出陣で、父上の生涯を描き出す演目を展開いたしまする。遅参無用なり。御来城をお待ち申し上げておりまする!

此度はここまで。
皆さま方、ありがとの。

八十


物事の始まりを表す「いろは」。
当世での新たな人生の「いろは」より、
生きる道にある様々な出来事をしかと噛み締め、
過ごして参りまする。
花のように朗らかに、明日も幸せに
生きて参りましょうの。
令和七年 水無月拾八日
此度も武録を書き記して参る。
日々心より感謝申し上げる。披見忝い。





昨日、熊本城特別見学通路内では、熊本地震で被災した南東櫓群の復旧工事で使用する壁土の練(ねり)返しという作業が行われた。





国の重要文化財にも指定されている此の5つの櫓からなる南東櫓群は、写し絵の右側から田子櫓、七間櫓、十四間櫓、四間櫓、源之進櫓と名が付いており、いずれも木造平屋の造りである。

創建は1600年頃とみられ、西南の役の際にも焼失することなく今に残る貴重な文化財で御座る。

先の熊本地震では建物が傾き、壁が剥がれたりするなどの被害を受けた次第。




此度執り行われた練返しとは、粘土質の土に細かく刻んだ稲藁(いねわら)を加え、水を入れて重機を使って練り混ぜ、1年以上寝かせて自然発酵させるもの。

練返しの工程は今回を含め計三回行われる予定と相成っておる。

繰り返し作業を行うことで稲藁の繊維が分解され、粘着質が高まってひび割れしにくい強い壁に仕上がるというわけじゃ。





従来の伝統的な工法に則って作業が進められておる故、次回の練返し作業も多くの方々に是非ご覧頂きたいものである。


最後に南東櫓群の今後の復旧については、

田子櫓と七間櫓は特に被害が大きかったことから一度解体して組み直しと相成る。

それ以外の十四間櫓、四間櫓、源之進櫓は主要の柱や梁を残して復旧作業を進めるとのこと。

南東櫓群の復旧完了は2028年完了予定と聞いておる。

皆で復旧完了の時が訪れるまでしかと見守って参ろうぞ。


此度の武録は以上である。





さらばじゃ!


豊臣方参謀 黒田官兵衛孝高

~夢想連環〜~~~~~~〜〜〜〜〜〜〜〜
様々な思考、日々の感謝、かけがいの無い出逢いと絆は、決して消えること無きよう、確固たる信念の鎖で繋ぎ合わせ、己が理想の環を広げる。普通は決して当たり前ではない。
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