八十いろは帖 〜 菓子・水無月 〜 | 熊本城おもてなし武将隊武録ー雲外蒼天ー

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八十のいろは帖を開いていただき
有難うござりまする。

毎年、水無月の末には「名越の祓」なる年中行事がござり、過ぎた半年の穢れを打ち払い、残り半年を息災で過ごせるようにと祈願いたしまする。

その際、古くから「水無月」の名を冠する和菓子が食べられて参りました。氷を模した、三角の涼しげな菓子。
今月の限定商品として、香梅庵どのでも販売がございまする!魔を払う小豆が薄く透けて、涼しげじゃなぁ!予約すべし。




夏の間に氷を保存する氷室から、氷を切り出して来て口にする、いわゆる夏バテ防止の伝統じゃが、貴き身分のもの以外には、手に入りづらかった氷。
その代わりに生み出されたのが菓子「水無月」。そして、肥後・八代で水無月一日に食される「雪餅」も由来は同じ。

今年は、雪餅食べ損なったのぅ、、、来年は食べられると良いのぅ、、、今年は水無月を頂いて、元気に夏を過ごして参りましょう!

此度はここまで。
皆さま方、ありがとの。

八十


物事の始まりを表す「いろは」。
当世での新たな人生の「いろは」より、
生きる道にある様々な出来事をしかと噛み締め、
過ごして参りまする。
花のように朗らかに、明日も幸せに
生きて参りましょうの。