昨年のお盆、キャンプ前の車中泊…
仕事を終えた夜、自宅でシャワーと夕食を済ませ出発。
キャンプ地へ向かう前に、サービスエリアで車中泊をするいつもの流れでしたが、この日は台風の影響で蒸し暑く、不快な夜となってしまいました。
翌月、9月の道の駅中山盆地での車中泊…
標高がそこそこの場所を選んだにも関わらず、蒸し暑かったので窓を開け、虫に悩まされる夜を過ごしました。
そんな経験から、なんとかもっと快適に車中泊ができないかずっと考えていました。
道の駅中山盆地では、リアゲートを開けメッシュのカーテンを使い、快適そうに車中泊をされている方もいました。
↓こういったタイプです。
道の駅の車中泊だと、防犯的対策の工夫は必要ですが、リアゲートを全開にせず固定すれば、熱がこもりにくいし虫対策にもなっていい方法だなと思います。
とはいえ、なるべく費用を抑えたいお小遣いキャンパーの僕は、100円ショップで材料を揃えて試作品を作ってみることにしました。
ベルランゴの網戸設計思想
①ベルランゴの後部座席の窓を網戸化する。
スライドドア全体にネットを被せるタイプもありますが、もっとスマートに、ベルランゴの窓枠にピタッと収まるような網戸に挑戦してみる。
②窓の開口部にぴったり合うサイズでパネルを作成
幅:約54cm、縦:約34cmのパネルを作り、パワーウインドウで挟んで固定する構造にします。
③網のたわみ防止と防犯を兼ねて、BBQ用の網を骨格に使用
BBQの網は格子状になっているので、網戸のたわみ防止と防犯にもなります。
④基本的に100円ショップを使う。
100円ショップで材料を揃えると割高になる場合がありますが、少量で済む場合はむしろリーズナブルです。試作や短期利用には充分です。
試作品の使い心地
設計思想をもとに作成したのがこちら。
試作段階なので、見た目の悪いところはマスキングテープでごまかしています。
しかも、黒を買ったつもりが黒板色でまさかの緑でした
※使用した材料や製作記ははてなブログでまとめています。
早速、先日の美ヶ原高原での車中泊で使ってみました。
※その時のブログはこちら。
窓に取り付けるとこんな感じです。
構想段階では、アルミテープのシルバー部分はゴムの隙間に入り込んで隠れる予定でしたが、少し想定がズレてしまいました。
室内から見るとこんな様子です。
風通しも良く、見た目もスッキリしているので「これで十分かも」と思える出来でした。
夜間の様子もチェック
さすがに車内が明るいと、中の様子がしっかり見えてしまいますね。
とはいえ、風通しと虫よけの機能面はバッチリです。
防犯的には、力を入れれば外れてしまうので要改善ですが、格子が入っているので抑止力としてはそれなりに期待できそうです。
今後の対策
機能面は概ね満足できるのですが、見た目がまだまだです。
今後の改善点は次のとおり。
・網戸の接着方法を見直す。
BBQ網とネットの固定に両面テープを使用し、耐久性のあるアルミテープで補強。さらに外側を見た目の良いテープでカバーし、スマートに仕上げたい。
・パネルの固定方法を再検討
固定方法をよりしっかりしたものにしたいので、もう一工夫して安定性を高めたい。
理想はH型のラバーゴム(安価なもの!)を使いたいのですが、手軽に入手できるものが見つからず模索中です。
いずれ、改良版を皆様にお見せできるよう、また挑戦したいと思います!