日歯高橋会長 「保険制度は学問」 | クマゲロのブログ(熊谷宏)

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田舎の歯科医師が個人の立場で徒然に呟いています。

日歯メールマガジンにもあるように、3月28日の定例記者会見で高橋会長は、以下のように述べられています。

令和6年度診療報酬改定について、会員から非常に複雑な内容との意見もいただいているが、医療保険は制度であるとともに学問でもあり、学術に裏打ちされた保険制度であることから、情報をしっかり確保し、しっかり理解するよう会員にお願いしたい、と。

日刊歯科通信はこの発言を受けて、

日歯高橋会長

「保険は学問」

というタイトルをうちました。

高橋会長のおっしゃりたいことはわかります。

たしかに、今回の改定は特に難解で複雑怪奇ですから、会員も性根をいれて、しっかり理解するよう努力しないといけない、という意図は理解します。

しかし、学問だ、という表現は非常に強い意味を持ちます。

学問とは、「勉強すべきもの」という意味を含んでいます。

別の表現で言えば、「それが理解できないということは、そういう知的レベルだ」ということになります。

会員に、
「文句ばかりいわず、自分で少しは勉強してくれ」
「おまいら、大学出てんだろ?」
という「本音」が「学問」という言葉になったのだと思います。

日刊歯科通信の記者が、「学問」ということばに反応したのも、そういう部分を感じたからだと思います。

この言葉を聞いて、「カチーン!」と来る会員はそれなりにいるでしょうね。

他山の石とします。