せきゆうこ 作
PHP研究所
山奥のほらあなに おばけたちがすんでいました。
おばけたちは、じめじめした暗ーいところで
「 すてきなおうちにすみたいな 」
「 おかしをおかいしをたべたいな」
「 わくわくするいたずらしたいな 」などと考えていたのです。
そんなある日、街にでかけていたおばけがかえってきました。
『 ハロウィン 』のことを伝えたのです。なにやら おばけが堂々と歩けて
お菓子ももらえる、いたずらもしほうだい。おばけたち 張り切ってでかけていきます。
街はハロウィンで盛り上がっています。
「トリックオアトリート！」と言いながら仮装して
家を訪ねる人間の子どもを見たおばけたちは、
「にせものにおかしをうばわれてなるもの。」
と、大騒ぎです。
「とりはとりー！」と、間違えた言葉で家を訪ねていくおばけたち。
確かに そう聞こえてそういう子がいますもの。
私はこの言い間違えが 気に入ってます。
さあ、どうなるのでしょうか？
昨日の書店でのお話会で 書店員さんが読まれました。
長くて お話も単純でないのに みんな じっと集中しててすごかったです。
もう 一人は別の本を。
私が持参した帽子を使っていただき 聞きての親子さんたちも
楽しんでおられました。
この後 後半をバトンタッチさせていただきました。
前回の時より 書店員さんの読み方が
絵本を好きっていうのが
伝わってきて すごく良かったです。