土を喰らう十二ヵ月 | バツイチアラカンオヤジの映画日記

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観た映画やドラマ、その他について、基本的にネタバレ無しで!無責任に感想を書き留めていきます。あらすじはコピペせず自分なりの文章でボケ防止を図りっているので当てにならないかも?!

タイトルからは内容がちょっと想像がつかないママ見始めたら意外に面白くて楽しめました♪沢田研二と松たか子の取り合わせにも意外感があって気になってたんですが、内容的にもジジイになった自分には為になる作品でした♪

初老の作家ツトム(沢田研二)は妻を亡くして以降信州の山部深い地に一人暮らしを続けていた。若い恋人で編集者でもある真知子(松たか子)が仕事の合間を縫って訪ねてくるが基本は妻の愛犬だったさんしょと共にゆったりとした時間を過ごしていた・・・

原作は水上勉のエッセイなんだそうでどんな作品を書いた作家さんなのかと検索してみれば「飢餓海峡」とか書いてる人なんですね。エッセイなので特段何が起きるでもなくゆったりとした内容。ツトムが口減らしのために禅寺に送られたって事らも自分よりひと廻りは上の年代主人公なのですが「いもあらい」とか月が思ってた以上に明るい事とかほうれん草の根っこが美味しいとか思い出したり新たに知る事が出来たりと楽しく観ていられました♪奈良岡朋子の演じる義母が山椒をすこしもあげなかったり、西田尚美演じる義妹が夫に醸し出すえも言えぬ雰囲気に笑えましたしハンドメイド葬儀のくだりもなんかよかったです♪

終盤の「人が死を恐れるのは、まことに救いがたい生命力」とか「明日も明後日もと思うから、生きるのが面倒になる」とか「今日一日暮せればそれでいい」とか先行き短くなったジジイにとっては死を受け入れるのに多少なりとも腑に落ちる考え方を知ることが出て良かったです。自分も寝る前に「皆さんさようなら」って言ってみようかなwwwこれまで生きてきて耳タコ的な「一日、一日を大事に過ごす」が主演の沢田研二のこの作品だからこそ素直に受け入れられたと思いました♪

 

「土を喰らう十二カ月」 オススメ度 ★★★

 

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