公開時に自分のTLにはそぐわないんじゃないの？と思っていたけど結構流れて来てたヤツ！あらすじを知ればフランケンシュタイン的なお話だからなのか？と納得しかけていたんですがディズニー＋に来たので早速真偽を確かめるべくチェックです♪
天才外科医であり研究者でもあるゴッドウィン（ウィレム・デフォー）に教示を受ける医学生のマックス。ある日彼はゴッドウィンから彼の家で暮らしている脳を損傷し治療を施した女性ベラ（エマ・ストーン）の記録係に任命された。ベラは見た目は成人女性であったがその中身と振る舞いは幼児そのものであったが観察の中でマックスは日々彼女が成長していることを確信しその純真さと美しさに次第に心惹かれていくのだが・・・
ウィレム・デフォーの凝ったメイクに先ずはハードルクリアって感じでしたが後は笑いと熱烈ジャンプだけで進むのか？と思いきや思わず泣かされてしまいました。ハリーに連れられて高級ホテルの上からスラムを見下ろすくだり、エマ・ストーンの演技も抜群に良かったですが「純真」に涙。「純真」な心だけでは生きてはゆけない、喰ってはいけないと成長するにつれ否応なしに人は純真を削り取っていくんだな～と実感でした。「お金はそれ自体が病」ってセリフ印象に残りました。
そんなしっかりとした強い主張を感じつつダンカンが嫉妬に狂いまくる様でまた笑わせてくれる辺りも楽しめたし、ラストのゴッドウィンがベラを大切に思った訳もベラの外身に惑わされず本質を見抜くって純真さって顛末も良かった♪てっきりDV夫の躰を使ってゴッドウィンを生き永らえさせる結末かと考えたのですが、そしなかった訳は？と考えると限りあるからこそなのか？とベスは考えたのかな？と想像しました。「哀れなるものたち」とは誰を指しているのか？自分の中では納得出来た上に満足度の高い作品でした♪
「哀れなるものたち」 オススメ度 ★★★
