鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 | バツイチアラカンオヤジの映画日記

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観た映画やドラマ、その他について、基本的にネタバレ無しで!無責任に感想を書き留めていきます。あらすじはコピペせず自分なりの文章でボケ防止を図りっているので当てにならないかも?!

劇場公開を知って今更、何故「ゲゲゲの鬼太郎」?と思ってたんですが予想外に周囲での評判が良く見たかったヤツ!それと今再放送中の「ゲゲゲの女房」を毎週楽しみに見ていて「ゲゲゲの鬼太郎の作者」「片腕の漫画家」としてしか認識していなかった水木しげるにとても興味を惹かれたってのも手伝ってAmazonプライムビデオに来たのをつかさずチェックです♪

廃刊寸前の雑誌の記者山田は特ダネとして鬼太郎の誕生の秘密を掴もうと躍起になっていた。鬼太郎たちの後を付け廻し山奥の廃村に辿り着いた山田は朽ち果てた地下施設に辿り着くが・・・

wikiによれば本作は亡くなった水木しげるの遺稿などからではなく、全く新たに創作されたお話らしいのですが水木しげるの意思を見事に継いでいるのでは?と想像できるし、水木しげる作品が評価されていたらしい大人にも響くお話になっていて見応え十二分にありました♪

と、言うかコレはアニメで和らげて丁度良いよ!位なエグイお話で驚いたし登場する水木やゲゲ郎に感情移入しまくりでしたよ。戦後は皆が戦争も貧困もない世の中にしたいと願っていた筈なのにこの格差は何なの?とか「玉砕」を命じる上官の「大義のために死ねて本望だろう」と云いつつ自身は生き残ろうとする姿からは今の企業の在り方を想像したし「血液製剤M」に至っては兵隊さん達に覚せい剤みたいなものを飲ませていたのかな~と想像させるし、その不死身部隊を企業戦士にシフトさせようとする辺りを聞くと戦後の日本の驚異的な復興は美談でも何でもなく、戦争と同じくらいのとんでもない犠牲の上になり立っていたのかも?とも思えてきました。

映画としても上手くまとまっていてテンポはいいからダレないし、驚きも感動もある密度濃い作品でした♪特に最後の「きょうこつ」の正体は、そんなに呆気なく退場なの?と心残りになっていた部分を見事に回収してくれて、もう涙目でした♪

 

「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」 オススメ度 ★★★

 

 

 

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