20数年前は今以上にPC関係に無知で巷を騒がせていたこの事件の顛末も全く知らぬままになっていたのでいいチャンスとウォッチリストに入れといたヤツ!「Winny」自体記憶になくPCやITに無知な自分に楽しめるのか?と云う心配はあったんですがそんな杞憂を吹き飛ばしてくれる判り易さで思っていた以上に理解&共感できる映画になってました。
2003年世間ではネット上での著作権侵害が大きな問題となっていた。それはフリーのファイル共有ソフト「Winny」を悪用して繰り返される違法アップロードが原因であったが警察は「Winny」の開発者である金子勇までもを著作権侵害幇助と云う罪で立件しようと逮捕に踏み切って・・・
こんな事があったのか!ってかなり驚きですね♪てか、警察も既に世に出回っている「Winny」の開発者金子を立件しても何の問題の解決にならないと理解出来なかったのか?警察が起訴した理由が本作が示す通りならばバカ丸出しですよねwww渡辺いっけいの演じていた刑事同様にPCやネットに無知な上層部が無茶ぶりした結果なんじゃないかと想像出来て笑えますね♪エンドロールに登場する金子本人を目にすると東出昌大がかなりいい感じに演じていてプログラミングの天才を熱演していたのも好印象でした。金子の人柄が純粋過ぎて事件後の顛末も泣けてきました(T_T)ワンシーンのみ登場する吉田羊に泣かされました!それからむさくるしく男のみの登場人物の中で紅一点の木竜麻生が絵面に花を添えてました、ニット姿が美しくてお話には大して関わらない登場人物ですが何度も目が行っちゃいました♪
殺人に用いられた包丁を作った職人は罪に問われるのか?当然違うと誰もが思うそんな当たり前の答えを7年もかけて勝ち取ったと云う事実に驚くばかりだったし、これまで以上に司法に対する不信感が増しました。
「Winny」 オススメ度 ★★★