公開当時からTLでいい評判を読んでいてタイトルが頭に残ってたヤツ！タイと韓国の合作ってことで意外な取り合わせ感もあったしその取り合わせどうなんだろ？って感じもしましたが観終わって観ればそこまで目新しさもない及第点的なホラーって感じで結局のところはナリルヤ・グルモンコルペチの魅力に拠るところが多かったのかな～って思えました。
タイ王国の北東部では女神バヤンを崇める土着信仰が敬われていた。姉が拒否したために否応なく巫女となったニムをあるドキュメンタリーチームが密着取材を始める。そんな中でニムのノイの夫が亡くなり葬儀に出席したニムはミンの異常を感じ取るのだが・・・
見進めているうちに思い出したのは「放送禁止」♪そうなってくるとラストに驚ける伏線回収があるのではないか？と期待値が高まりました♪でも、残念なことに「ストーカー地獄篇」のような驚きも無くって、敢えて言うなら美形なミンの憑依ぶりが結構な体当たりなものでそこはワクワク出来ました♪で、結局何が起因なのか？が「斬首」を聴いても「犬食」にしか思えなくってなんかうまく丸め込まれた感は残ります。
タイ王国の9割がたは仏教なのだそうですが信教の自由は守られていてこういった土着信仰が残されているのは興味深かったです。ホントにあるのかは知りませんが・・・最近ハマってるNHKドラマ「仮想儀礼」が面白くってあれを見ていると宗教って信じる者がいる限り周囲が否定しても成立するモノなのだと納得出来ました♪ラストのニムの弱気も儀式を前にしてその信じる力に迷いが出ていていたって事で、逆を言えば事が起こる前の信心が揺らぐことのなかった彼女は信じてくれる者達が居たからこそ成り立っていたって云う「仮想儀礼」と共通する部分は面白かったです♪
「女神の継承」 オススメ度 ★★★
