幸せなひとりぼっち | バツイチアラカンオヤジの映画日記

バツイチアラカンオヤジの映画日記

観た映画やドラマ、その他について、基本的にネタバレ無しで!無責任に感想を書き留めていきます。あらすじはコピペせず自分なりの文章でボケ防止を図りっているので当てにならないかも?!

生きる意味を見失なった主人公を描いたハリウッド製のドタバタコメディだと思っていたらスウェーデンの作品、それもかなりグッとくる人間ドラマでした!( ´ ▽ ` )

59歳のオーヴェは秩序を乱す事柄が許せない性分で近所からは煙たがられる存在。そんなオーヴェが最愛の妻ソーニャを癌で亡くし、その上長年勤め上げてきた仕事も失ってしまた。妻の居ない世の中に何の未練も見いだせないオーヴェは自宅で首をくくろうとするがそんな時に隣の空き家に騒がしい家族が越してきてオーヴェは注意をせずにいられなくなって・・・

最初の花を買うくだりで、うゎ~こんな年寄りになりたくないな~って思いますwwwそれがオーヴェの「走馬灯」を見せられる度に彼に対する思いが変化していく、その演出が上手いです!

決して幸福な人生を歩んできたわけではないオーヴェ、幼い頃に母親を亡くし、将来に希望を見いだせた時に父を亡くし、家を取り上げられ、でもそのおかげで美しい妻と出会い結婚し、でもでもまたどん底に突き落とされてしまう(T_T)

 

オーヴェが怒りを力に変え、それを見兼ねたソーニャのアドバイスからの雨の中でのスロープ作り、そしてソーニャが念願の教師になれたくだりはウルウル来てしまいました(T_T)

泣かせるだけでなくて笑いもしっかり散りばめてる部分がいい作品。二人の少女に絵本を読み聞かせるくだり、「クマは話さない!」wwwピエロ!邪魔するなよな〜ってwww

あとはサーブVボルボも可笑しかった。

パルヴァネが運転を諦めようとした時のオーヴェのあの怒り様wwwまた怒ったよ〜って思っていたらパルヴァネをあんなにリスペクトしていたってのもいい場面でした。

心臓の肥大ってそうだったっけ?って思っていたらあのラスト、アレはオーヴェがパルヴァネに心配を掛けまいと医者を巻き込んで一芝居打ったんですよね?スウェーデンは福祉国家だと聴いた覚えがあったのですがルネの奥さんの様なケースがあったり、福祉を喰いものにする輩がいたりと以外なら一面も見れました。

あのラストシーンは良かったですねー!粋な演出でした。笑って泣けて見終わった後晴れ晴れとした気分になれました。ラストで大人がしっかりと閉めなかった扉を女の子がしっかり閉める場面でまたホッコリ出来ました(*^▽^*)

 

「幸せなひとりぼっち」 オススメ度 ★★★★

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